先日、ロサンゼルス・クリッパーズのドック・リバースHCは、プレイオフで素晴らしい活躍を続けるトロント・ラプターズのカワイ・レナードについて、「今まで見た中で最もマイケル・ジョーダンに近い」と称賛のコメントを残しました。
「(レナードは)我々が見てきた中で、最もマイケル・ジョーダンに似ている。偉大な選手はたくさんいるね。レブロン(ジェームス)も、KD(ケビン・デュラント)も素晴らしい。レナードがジョーダンそのものだとは言わないが、彼が最も似ているよ。大きな手で、試合を終わらせることができる。優れた跳躍力を持ち、優れたディフェンダーでもあるからね。」
機会は多くなくとも、レナードがジョーダンに似たパフォーマンスをしているのは、事実かもしれません。
サンアントニオ・スパーズ時代、ファイナルMVPを受賞した2014年のNBAファイナルでは、1試合あたり平均31.2得点、フィールドゴール成功率50.7%という数字を記録しています。
そしてラプターズでの、球団史上初となるNBAファイナル進出を飾ったカンファレンス決勝第6戦でも、レナードは27得点、17リバウンドの素晴らしいパフォーマンスを見せました。
ジョーダンは6度に渡ってNBAチャンピオンに輝いており、その全てでファイナルMVPを受賞している選手です。
彼はプレイオフで179試合を戦い、1試合あたり平均33.4得点を記録したほか、1986年のプレイオフでは平均43.7得点という驚異的な数字を残しています。
ただ、このリバースHCの称賛は、別の話題に繋がるものとも推測できるかもしれません。
今夏、レナードはフリーエージェントとなることが可能であり、『Odds Shark』では現在、クリッパーズがレナードの移籍先として、最も注目されています。
リバースHCのコメントは、レナードの誘致を含んだものなのか――その真意は謎ですが、一つの興味深い話と捉えることはできそうです。