
(引用元:flipboard.com)
ロサンゼルス・レイカーズは今年の夏に、少なくとも一人の大物フリーエージェントを獲得すべきですが、それに最も適しているのは誰でしょうか?
答えはフィラデルフィア・76ersのジミー・バトラーです。
76ersとバトラーは今季のプレイオフに期待を寄せているため、その結果によってバトラーの今夏の動きが大きく変わってもおかしくありません。
加えてバトラーは来季の1,980万ドルの契約をオプトアウトし、約3,270万ドルから始まる新たな契約を得ようとしています。
76ersには同様に主力のトバイアス・ハリスとJJ・レディックもフリーエージェントになることを考えると、ラグジュアリータックスである1億3200万ドルは容易に超えることとなるでしょう。
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先日、『ESPN』のデイブ・マクメナミン氏は次のように伝えました。
「ある情報筋によれば、L.A.はスウィングマンがフィラデルフィアにトレードされる前に、バトラーについて問い合わせるべきチームの一つだった。」
バトラーはレイカーズに、アグレッシブな得点能力と優れたウィングのディフェンスをもたらすことができるでしょう。
純粋なシューターでないにしても、今季はミネソタ・ティンバーウルブズからトレードされて以来、平均18.5得点、4.1アシスト、1.8スティールと攻守で貢献できることを示しました。
そしてレイカーズはケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、ラジョン・ロンド、マイク・マスカーラ、ランス・スティーブンソン、レジー・ブロックらを手放すことによって、今夏のバトラーに最大4年1億4,060万ドル(1年目は3270万ドル)の契約を提示することができます。
もちろんバトラーと契約すればキャップスペースは無くなるため、残りのロスターはミニマム契約の選手とトレードで獲得した選手で埋めるしかありません。
つまりレブロン・ジェームズ、ブランドン・イングラム、ロンゾ・ボール、カイル・クーズマ、モリッツ・ヴァグナー、アイザック・ボンガ、そしてバトラーを加えたロスターが完成することを意味します。
あるいはここに数人のベテラン選手を加えれば、若い選手にとってはかなりの影響力があると言えるでしょう。
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ですがこのロスターでも、来季が安泰とは言い切れません。
だからこそ、次にレイカーズはニューオーリンズ・ペリカンズのアンソニー・デイビスをトレードで獲得したいのです。
もしデイビスを獲得するとなれば、レイカーズはおよそ10番目と考えている今年のドラフト指名権を放出する必要があるかもしれません。(ドラフト抽選は5月14日)
それでも3人のスターと安価な契約で質の高いロールプレイヤー(できればシューター)が揃えば、レイカーズのロスターは今季と見違えるほど強力になります。
もしデイビスを獲得できなければ、レイカーズはゴンザガ大の八村塁やブランドン・クラーク、ケンタッキー大のケルドン・ジョンソン、テキサス大のジャクソン・ヘイズといった選手を獲得することになるでしょう。
しかしそれなりに高順位指名とはいえ、NBAでの実績を持たないルーキーに即戦力を求めるのはリスキーな選択です。

大物フリーエージェントの獲得と同様に、アンソニー・デイビスの獲得もチームの優先課題。彼を獲得出来るかどうかで、チームの来季は大きく異なるでしょう。(引用元:flipboard.com)
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ところで、来季の開幕前に30歳となるバトラーよりも若いあるいは才能のある大物フリーエージェントは多くいます。
サラリー関連であれば、カワイ・レナード(28歳)、カイリー・アービング(27歳)、クレイ・トンプソン(29歳)、ケビン・デュラント(30歳)、ケンバ・ウォーカー(29歳)と契約できる可能性もありますが、なぜバトラーなのでしょうか?
その理由は、彼とチームの関係にあります。
ハリスが76ersへトレードされる前の1月上旬に『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー氏が、バトラーと76ersの指揮官であるブレット・ブラウンHCについて次のように伝えました。
「オフェンス面での役割について、彼はブレット・ブラウンに積極的に抗議し、既に希薄なケミストリーを複雑にしている。」
「バトラーは論争の中でブラウンと彼のシステムについて声を上げており、数人の目撃者はそれについて”失礼”だと考えていた。そしてそれは通常の選手とコーチの対話の域を超えている。バトラーの76ersに対する環境の同化の遅れは、彼が組織で長期的に適合することにいくらかの懸念を引き起こしている。」
76ersとバトラーがプレイオフでも同様の問題を抱えるのかは分かりません。
しかしリーグを取り巻く話題の一つとして、76ersが最初にハリスへ再契約を持ち込む可能性があり、そうなればその間にバトラーは他チームと契約する機会が巡ってきます。
つまり他の大物フリーエージェントと比べても、バトラーは他チームへの移籍の可能性が高いというのが最大の利点になるわけです。
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バトラーが”レイカーズのターゲットの一人”なのか、”レイカーズの唯一のターゲット”なのか、これも大きな違いとなってくるでしょう。
レイカーズに限らず、ロサンゼルス・クリッパーズ、ニューヨーク・ニックス、ブルックリン・ネッツ、ダラス・マーベリックス、インディアナ・ペイサーズ、サクラメント・キングスといった他チームにも十分なキャップスペースがあります。
レイカーズがより大物のフリーエージェントに目を付けているのであれば、様々な計画に悩んでいるうちにバトラーを獲得されてしまうかもしれません。
また今季のレイカーズは怪我に悩まされていましたが、レブロン、クーズマ、ボール、イングラムの全員が試合に出場した際の成績は15勝8敗を記録しており、これは年間53勝に及ぶ勝率です。
もちろんバトラーもデイビスも獲得できるのが最高の結果であり、それが実現すれば一気にウェスタン・カンファレンス屈指の強豪チームへと変貌します。
しかしバトラーあるいはデイビスを獲得できなければ、レイカーズは来季も熾烈なプレイオフ争いに加わることとなり、次こそは怪我にも留意しなければなりません。
そのためにもまずはレイカーズがバトラーに手を伸ばせるかどうかが、チームを次の段階へ運べるかどうかを左右することになるでしょう。
(参考記事:Jimmy Butler Could Be Lakers’ Free Agency Plan B to Pair with LeBron James)
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