今年のプレイオフのウェスタン・カンファレンス決勝は、第1シードのゴールデンステート・ウォリアーズと、第3シードのポートランド・トレイルブレイザーズの対戦となりました。
最大の敵とも呼ばれたヒューストン・ロケッツを2年連続で退け、史上4チーム目となる3連覇を狙うウォリアーズか…
第2シードのデンバー・ナゲッツを第7戦の末に破り、2000年以来のカンファレンス決勝進出を果たしたトレイルブレイザーズか…
今回は、そんなウェスタン・カンファレンス決勝の勝敗予想をしていくことにしましょう。
ゴールデンステート・ウォリアーズ(1位) vs ポートランド・トレイルブレイザーズ(3位)
日程
ウォリアーズ:4勝
トレイルブレイザーズ:0勝
試合日(開始時間) | ホーム | 試合結果 | ロード | 会場 |
5/15(AM 10:00) | ウォリアーズ | 116-94 | トレイルブレイザーズ | オラクル・アリーナ |
5/17(AM 10:00) | ウォリアーズ | 114-111 | トレイルブレイザーズ | オラクル・アリーナ |
5/19(AM 10:00) | トレイルブレイザーズ | 99-110 | ウォリアーズ | モーダ・センター |
5/21(AM 10:00) | トレイルブレイザーズ | 117-119 | ウォリアーズ | モーダ・センター |
※試合日、開始時間は日本時間、「TBD」=未定
スタッツリーダー(プレイオフ)
ウォリアーズ | スタッツ | トレイルブレイザーズ |
![]() ![]() ケビン・デュラント 34.2 | 得点 | ![]() ![]() デイミアン・リラード 28.4 |
![]() ![]() ドレイモンド・グリーン 9.3 | リバウンド | ![]() ![]() エネス・カンター 10.5 |
![]() ![]() ドレイモンド・グリーン 8.0 | アシスト | ![]() ![]() デイミアン・リラード 6.0 |
今季の対戦成績
ウォリアーズ:2勝
トレイルブレイザーズ:2勝
試合日 | ホーム | 試合結果 | ロード |
11/24 | ウォリアーズ | 125-97 | トレイルブレイザーズ |
12/28 | ウォリアーズ | 109-110 | トレイルブレイザーズ |
12/30 | トレイルブレイザーズ | 105-115 | ウォリアーズ |
2/14 | トレイルブレイザーズ | 129-107 | ウォリアーズ |
勝敗予想
4勝1敗でウォリアーズが勝利
2年前、ケビン・デュラントが加入したウォリアーズにとって、プレイオフで最初に対戦したウェストのチームはトレイルブレイザーズであり、当時は4勝0敗でウォリアーズが圧倒しました。
そして、ウォリアーズにとってデュラントが居る最後のシーズンとなるかもしれない今、プレイオフで最後に対戦するウェストのチームはトレイルブレイザーズです。
この興味深いめぐり合わせは、とても惹かれるものがあることでしょう。
シリーズの序盤はデュラントの負傷により、ウォリアーズのステフィン・カリー&クレイ・トンプソン対トレイルブレイザーズのデイミアン・リラード&CJ・マッカラムといった、リーグ屈指のバックコートコンビ対決が実現します。
ここで注目したいのが、カリーとリラードのカンファレンス準決勝でのスタッツが、どちらも良くないということです。
ステフィン・カリー | デイミアン・リラード | |
得点 | 23.8 | 25.1 |
FG% | 40.3%(48-119) | 40.7%(59-145) |
3P% | 27.9%(19-68) | 28.8%(19-66) |
ただ、非常に酷似したスタッツの両者ではあるのですが、実はオフェンシブ・レーティング(100ポゼッションあたりの平均得点)、ディフェンシブ・レーティング(100ポゼッションあたりの平均失点)で見てみると、驚くほどの違いが出ていることも知っておくべきでしょう。
ステフィン・カリー | デイミアン・リラード | |
OFFRTG | 116.0 | 109.0 |
DFFRTG | 109.3 | 113.7 |
NETRTG | 6.7 | -4.6 |
※OFFRTG=オフェンシブ・レーティング、DFFRTG=ディフェンシブ・レーティング、NETRTG=ネット・レーティング
つまり個人的なスタッツは同じでも、攻守においてチームに与えている質という面では、明らかな差が出ているということです。
では、カンファレンス決勝の舞台でスタッツに変化が生まれるかと言われれば、そうとも言い難く、レギュラーシーズンではどちらも相手のディフェンダーに苦しめられる傾向がありました。
カリーはリラード(FG 12-26:46.2%)とセス・カリー(FG 5-14:35.7%)に、リラードはクレイ・トンプソン(FG 10-27:37.0%)とアンドレ・イグダーラ(FG 3-12:25.0%)に苦戦しています。
となれば、やはりウォリアーズはトンプソン、トレイルブレイザーズはマッカラムの役割も重要になってきます。
カンファレンス準決勝では両者とも、特に最後の2試合で素晴らしい活躍をしていただけに、彼らの活躍には期待できるでしょう。
▼直近2試合のスタッツ
クレイ・トンプソン | CJ・マッカラム | |
得点 | 27.0 | 33.5 |
FG% | 52.5%(21-40) | 54.7%(29-53) |
3P% | 52.1%(12-23) | 30.0%(3-10) |
この時点でほぼ互角、あるいはウォリアーズがやや優勢かもしれませんが、デュラントの復帰によってウォリアーズの優位性はさらに高まることになります。
その理由は、デュラントを止められる選手がいないからです。
レギュラーシーズン中、デュラントにマッチアップした主な選手として、アル・ファルーク・アミヌ(171ポゼッション)とエバン・ターナー(36ポゼッション)を挙げられますが、アミヌとの対戦ではフィールドゴール成功率60.0%(24-40)、ターナーとの対戦ではフィールドゴール成功率61.5%(8-13)が記録されています。
おそらくデュラントの不在はウォリアーズのハンデとはならず、デュラントの復帰はトレイルブレイザーズの痛手となるでしょう。
2年前と比較すればトレイルブレイザーズに勢いはありますが、ウォリアーズの実力がカンファレンス準決勝で証明されたことで、早い段階で勝敗が決まってもおかしなことではありません。
投票
- ゴールデンステート・ウォリアーズ(1位) 84%, 183 票183 票 84%183 票 - 84%
- ポートランド・トレイルブレイザーズ(3位) 16%, 34 票34 票 16%34 票 - 16%
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