ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンとケビン・デュラントといえば、昨年11月のロサンゼルス・クリッパーズ戦で口論に発展したことが有名であり、グリーンがデュラントに対し「お前が来る前からウォリアーズは強かった」という言葉をぶつけたとも噂されました。
しかしグリーンは、決してデュラントが居ない方が良いとは考えていません。
彼は『ESPN』に対し、次のように語りました。
「(デュラントが来る前に)僕たちは、倒すのが難しいとても良いチームだったと思うんだ。ケビンがここにやって来ると、僕たちは無敵になった。デマーカス(カズンズ)がやって来ると、さらに多くの人が頭を掻くようになった。だから僕たちは、彼らが必要なんだ。次のシリーズはタフなものになるから、僕は彼らが復帰できることを願っているよ。」
ウォリアーズはデュラント、カズンズ、アンドレ・イグダーラという3人の主力が、怪我による離脱を余儀なくされました。
ただ幸いなことに、ウォリアーズは彼らが居ない状態でも、カンファレンス決勝でポートランド・トレイルブレイザーズをスウィープで下したため、NBAファイナルまでは十分な余裕があります。
グリーンは、次のように語りました。
「僕たちの目標が、彼ら3人を復帰させることであるのは明らかだ。このメンバーでも良いチームだと分かっているけど、彼らは僕たちを素晴らしくし、ほぼ無敵にしてくれる。僕たちは(デュラントが)必要だということを分かっているよ。」
ウォリアーズは、特にデュラントの負傷をきっかけに、彼がこのプレイオフで見せてきたパフォーマンスを繰り返し称賛するようになりました。
デュラントは、ヒューストン・ロケッツとのカンファレンス準決勝第4戦で負傷するまでに、平均34.2得点、5.2リバウンド、4.9アシストを記録し、チームの勝利に貢献しています。
3年連続でウォリアーズがNBAチャンピオンに輝くために、デュラントが必要であることは、ウォリアーズの選手やコーチが一番理解しているのでしょう。
ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、次のように語っています。
「5年連続(NBAファイナル進出)は1960年代以来行われていないから、とても特別なことだよ。凄いことだって認識している。K(ケビン・デュラント)を復帰させるために、十分な時間を残して勝ったのは素晴らしいことだ。なぜなら彼が必要だからね。」
ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、デュラントをラインナップに戻すことについて、自信を示しました。
「どうなるかは分からない。我々は彼を必要としているから、(デュラントが居ない間に)シリーズを突破したのは誇りに思うし、うまくいけば彼のリハビリは前進し、復帰することになるね。間違いないよ。」
確かにデュラントが居なくとも、ウォリアーズは強いかもしれません。
しかし彼らは、デュラントが居ればもっと強いと信じています。