8月9日(日本時間10日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦に129-120で勝利し、イースタン・カンファレンスの第7シードを確定させたブルックリン・ネッツの選手たちは、プレイオフの第1ラウンドで対戦する前年王者――トロント・ラプターズを下すことができると信じています。
『New York Post』のブライアン・ルイス記者によれば、ネッツのキャリス・ルバートはラプターズとの対戦について、次のように語りました。
「彼らは良いバスケをしているし、ボールもよく動かしていて、ディフェンス面でも素晴らしいチーム。だけど、それは自分たちにも当てはまること。ボールを動かし、良いディフェンスができて、ゲームプラン通りに進められれば、シリーズに勝利できると思う。僕たち勝てると本気で信じている。だから、プレイオフに向けてしっかりと準備をするんだ」
ケニー・アトキンソンがヘッドコーチを辞任し、暫定ヘッドコーチにジャック・ヴォーンが就任して以降、ネッツは6勝2敗という好成績を残しているだけでなく、その間にロサンゼルス・レイカーズ、ミルウォーキー・バックス、クリッパーズといった優勝候補に挙げられるチームにも勝利してきました。
ネッツがこれらのチームに勝利した時のようなバスケットボールを、シリーズを通して維持することができれば、アップセットの実現も決して不可能ではないでしょう。
シーディングゲーム前の取引期間にネッツと契約を結んだタイラー・ジョンソンは、ラプターズを下せると信じる理由の一つとしてホームコートアドバンテージが無いことを挙げました。
「皆が何を期待しているのか知っているし、ホームコートアドバンテージも無い。何試合戦おうと、同じ場所でプレイすることになるんだ。それは僕たちにとって、自分たちのプレイスタイルを続けることを意味する。それができればどのチームにも勝てることを理解しているし、証明もしたからね」
また、ギャレット・テンプルは「トロントと対戦したかった」と語っています。
「第7シードを得たのは明らかに大きなことだった。僕たちは自信を持っている。ここ2~3試合のように自分たちのやり方が正しければ、勝てるチャンスはある」
怪我や辞退によって多くの主力選手がシーズン再開後にプレイしなかったネッツですが、彼らの成績は人々の予想を大きく上回り、今度は良い意味でスポットライトが当たっています。