NBAは、2020-21シーズンの開幕が12月25日(日本時間26日)よりも前に開幕することはないと理事会に通達したことを、『The Athletic』のシャムス・シャラニア記者が伝えました。
NBAのレギュラーシーズンの中で最も重要な日の一つとされるクリスマスゲームで2020-21シーズンが開幕させることは、魅力的なシナリオのように思えるでしょう。
しかし、今回の日程の変更は、必ずしもクリスマスゲームに2020-21シーズンを開幕できるという意味ではありません。
むしろ選手会のミシェル・ロバーツ事務局長は、12月中に2020-21シーズンを開幕できるかどうかさえ懐疑的な意見を持っています。
「来季はあると思うが、12月中に開幕できるとは思えない」
New York Times
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、リーグと球団オーナーの間には、12月下旬から1月までの間に2020-21シーズンを開幕させることで”一致した希望”があったようです。
しかし、『The Ringer』のケビン・オコナー記者は、2020-21シーズンが2月や3月に開幕されたとしても驚くようなことではないと指摘しました。
また、NBAはアリーナに観客を戻す方法についても考えなければなりません。
なぜなら、リーグの収益の大半はチケット代や、アリーナ内での購入が占めているためです。
ロバーツ事務局長は、いずれアリーナを観客で埋める日はやって来るものの、今後数ヶ月のうちに新型コロナウイルスの検査や治療に進展があったとしても、2020-21シーズンのうちに観客を完全に取り戻すことは不可能だと語りました。
「収益は減ることになるだろう。一部のアリーナは再開できる可能性がある。この打撃を和らげることができればいいが、アリーナを観客で埋めることはできない」
New York Times
たとえ2020-21シーズンを12月や1月に開幕できたとしても、アリーナに観客が集まらなければリーグは財政面で大きな打撃を受けることになります。