2020年のNBAドラフトで全体4位指名権を保持するシカゴ・ブルズが、南カリフォルニア大のセンターであるオニエカ・オコングの指名を目指していることを、『NBC Sports』のKC・ジョンソン記者が報じています。
南カリフォルニア大のオコングは、マイアミ・ヒートのスターであるバム・アデバヨと頻繁に比較される選手であり、今年のドラフトでも上位指名が期待されています。
ジョンソン記者は、昨季にアデバヨが最優秀躍進選手賞(MIP)のファイナリストに選ばれるほどの急成長を遂げたことで、それに伴ってオコングの評価が高まったことを指摘しました。
おそらく6フィート9インチ(約206cm)の南カリフォルニア大出身の選手以上に、ドラフト前に話題性を生み出し、地位を救われた選手はいないでしょう。(オコングが上位指名候補であるのは)オコング自身の若さや運動能力、ディフェンス面の直感力を超えた理由があるためです。
その理由こそが、バム・アデバヨです。
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オコングの多様性は、ブルズを振り向かせるのに十分な才能のようです。
彼は効果的にピック&ロールに対処することができ、自身よりも小柄で素早い選手を守ることもできます。
また、彼の7フィート2インチ(約218cm)のウィングスパンや大柄なボディは、現代のNBAに適合できると評価されています。
さらにジョンソン記者によれば、あるスカウトは、オコングが高い運動能力を持っているだけでなく、アデバヨと同じようなオフェンスリバウンドやロブパスからのダンクにも期待できると語りました。
オコングは大学で過ごした1シーズンで平均16.2得点、8.6リバウンド、フィールドゴール成功率 61.6%を記録しています。
現時点で、ドラフトの指名権トップ3を保持しているミネソタ・ティンバーウルブズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、シャーロット・ホーネッツが、オコングの指名に大きな関心を持っているという噂は見受けられないため、ブルズがオコングの指名を狙っているのであれば、それが実現する可能性は期待できるでしょう。
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