昨季のマイアミ・ヒートの飛躍に貢献したフォワードのジェイ・クラウダーは、今年のオフシーズンに注目されたフリーエージェントの一人でした。
『Arizona Republic』のシェーン・ランキン記者によると、クラウダーは14チームから契約のオファーを受け取っていたことを記者団に明かしています。その中から、彼がフリーエージェントの関心を引くことが少ないフェニックス・サンズを選んだのは、人々を少し驚かせました。サンズとクラウダーは3年2,920万ドルで契約を結んでいます。
クラウダーはサンズと契約を結ぶ決断を下した理由について、次のように語りました。
「彼らは強力なチームを作り上げ、デビン(ブッカー)は本当のプレッシャーを受ける準備ができているように感じたんだ。僕の言う本当のプレッシャーとは、プレイオフでの戦いのことさ」
Arizona Republic
約3週間前、サンズはオクラホマシティ・サンダーとのトレードでクリス・ポールを獲得しました。通算10回のオールスター出場経験を持つベテランの司令塔の加入は、デビン・ブッカーとディアンドレ・エイトンといった若い選手を中心にを力をつけてきたチームにとって、素晴らしい補強であったと言えるでしょう。サンズで5年目を迎えるブッカーは、昨季70試合(平均35.9分)の出場で平均26.6得点、4.2リバウンド、6.5アシスト、フィールドゴール成功率 48.9%、3ポイントシュート成功率 35.4%、フリースロー成功率 91.9%を記録し、既にリーグ屈指のスコアラーとしての地位を確立しています。
10年連続でプレイオフ進出を逃し、時にはリーグ最低勝率を記録することもあったサンズですが、来季の彼らはこれまでと一味違います。その競争力はクラウダーが他の13チームとの契約を断るほど、彼にとって魅力的なものだったようです。
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2020年のオフシーズンにおける各チームの動きを評価【パシフィック編】