フィラデルフィア・76ersのベン・シモンズは、2月15日(日本時間16日)のユタ・ジャズ戦で、自身を守るためにあてがわれたディフェンダーがルディ・ゴベアであったことに不満を抱いています。
『Bucks County Courier Times』のトム・ムーア記者によれば、シモンズは試合後に次のようにコメントしました。
「僕の得点力はここ5~6試合で上がっている。…ルディが僕を守っているのを見た時は嬉しかったね。彼を僕のディフェンスにつけるのは、軽蔑されていると思ったよ」
ゴベアは2018年、2019年に最優秀守備選手賞を受賞しているリーグ屈指のディフェンダーですが、オールラウンドなディフェンダーではありません。それは彼のポジションがセンターであるためです。ゴベアのインサイドディフェンスはほぼ全ての選手にとって脅威となる一方、彼のペリメーターディフェンスは特別に優れているわけではありません。
対してシモンズはポイントガードです。シモンズにゴベアをマッチアップさせるということは、シモンズのインサイドの得点力が脅威であると見なされているのと同時に、彼のペリメーターの得点力が警戒するに足らないという意味でもあります。
ジャズの戦術は決して悪いものではないでしょう。シモンズは今季を含めた4シーズンのキャリアで計30本しか3ポイントシュートを打っておらず、そのうち成功したのはわずか3本のみとなっているためです。
しかし、この日のジャズの戦術は逆効果でした。試合はジャズが134-123で勝利したものの、シモンズは守護神の影響を物ともせずにフィールドゴール26本中15本成功、フリースロー13本中12本成功の42得点を記録しました。
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ジャズのジョーダン・クラークソンがキャリア最多の40得点、1991年以来の記録も