現在フリーエージェントのアイザイア・トーマスは過去数年間に渡って股関節や、骨同士の問題に対する”容赦ない”痛みと戦ってきました。
しかし、今年5月に股関節の手術を受けたことによって、今では完全な健康を取り戻したことを明かしています。
「もう痛みはない。可動域も完全に回復した。この3年間は片足だけで世界最高の選手たちと対戦しようとしていた。朝は靴下を履くのにも子供の助けが必要だったけどね。今ではウェイトリフトもスクワットも、1日に2度練習をすることもできる。(健康な)31歳に戻った気分だよ。それを証明する科学的根拠だってある」
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整形外科のエドウィン・スー医師は、トーマスの股関節について「手術前に彼が右足で着地することを好んでいたのは明らかで、痛々しかった」と語っています。
「(左足での)着地を避けるのは当然のことだった。手術をして4ヶ月が経過したことで高負荷をかけられるようになり、左右のバランスも取れている。…今では術後4ヶ月どころか8ヶ月のようなプレイをしているよ」
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トーマスはボストン・セルティックスで2016年と2017年にオールスター出場を果たし、特に2016-17シーズンは平均28.9得点、5.9アシスト、フィールドゴール成功率 46.3%、3ポイントシュート成功率 37.9%、フリースロー成功率 90.9%とキャリア最高の成績を残しました。
しかし、2017年のプレイオフのカンファレンス決勝で股関節を負傷した後、これまでのパフォーマンスを取り戻せずに苦しみ、クリーブランド・キャバリアーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、デンバー・ナゲッツ、ワシントン・ウィザーズとチームを転々とし、最終的に今年2月にロサンゼルス・クリッパーズへトレードされた直後に解雇されました。
新型コロナウイルスの影響で今年のオフシーズンに各チームがどのような動きを見せるかはわかりませんが、深刻な問題が解消されたトーマスは、まだチームのローテーションプレイヤーとして信頼されるような役割を担えることを証明しようとしています。
「ある意味、新型コロナウイルスによるシーズン中断は、自分のキャリアにとっての不幸中の幸いだった。おかげで、リーグで戦うために必要なレベルまでフィジカルを取り戻すことができた。手術の決断は正しかったと思うし、またチームに貢献できる姿を見せたいと思っている」
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全盛期の頃のパフォーマンスを全て取り戻せないにしても、完全な健康を取り戻したことによって、過去3年間の苦労とは違った姿を見せてくれることに期待しましょう。