ゴールデンステイト・ウォリアーズは、ブルックリン・ネッツとのサイン・アンド・トレードでディアンジェロ・ラッセルを獲得しました。
しかし、ウォリアーズはロスターを再構築している真っ只中であるため、いつラッセルが再びトレードされるかは分かりません。
ウォリアーズから長期的にチームに保持したいと伝えられたのか尋ねられたラッセルは、次のように語りました。
「1年後に何があるかは分からない。それがビジネスだよ。それに気付き、理解した。どんな状況であっても、ビジネスの側面を分かっているから、ただ見守るしかないんだ。予想することはできない」
ラッセルはフリーエージェントになった時、ウォリアーズと契約できる機会があることを知っており、他の選手の動向を見ていたことを明かしています。
ウォリアーズはケビン・デュラントを失った後、そのまま転ぶことを拒みました。
「(ウォリアーズと契約する)チャンスがあることは分かっていた。それが本当になるかもしれないことも分かっていたよ。そして、他の選手(の移籍先)が明らかになるまで待つ必要があった。」
ネッツに戻るつもりはあったのか尋ねられると、ラッセルは分からないと答えています。
「分からなかった。俺はリーグのビジネスを理解しているから、(選手の移籍先が)明らかになった時には”よし行こう”という心構えだったね」
「全てが起こりうる可能性があり、この夏に動きを見てきた。これで良かったと思うよ。彼ら(ネッツ)は、間違いなく素晴らしいグループを加えることで良くなったんだからね。それがこのリーグのチャンスの全てなんだから、それを利用することが現実だ」
再び、ラッセルはNBAのビジネスに直面するかもしれません。
それでも、彼は短期間であってもウォリアーズでプレイできることに興奮しています。
「何よりもワクワクしているよ。新たな一歩を踏み出し、リーグで道を示した良きグループから学べる大きなチャンスだと思うからね。とてもワクワクしている」
クレイ・トンプソンの左膝前十字靭帯の断裂は、ラッセルがウォリアーズへの加入を決めた要因ではありません。
ラッセルも、大金を手にでき、ステフィン・カリーとプレイできる機会に興味を持った選手の一人です。
「(カリーは)シュートを決められて、ドリブルができて、プレイメイクができる選手だ。危険な組み合わせだよね。そして、試合中にいつでも熱くなれる彼のような男は、試合を通してアドバンテージを与えてくれる。それを一貫してやれるもう一人の選手を加えるために、俺は別のピースになったんだと思う」
今夏にウォリアーズと契約したウィリー・コーリー・ステインもまた、ラッセルと同様にカリーの存在に影響を受けた選手でした。
彼は、カリーやトンプソンと一緒にプレイすることについて、次のように語っています。
「しばらく、それを想像していたよ。それが実際に起っているんだからクレイジーだよね。俺と友人はいつもそんなことを話しているよ。クレイ、ステフ、DLo(ディアンジェロ・ラッセル)を守らなければいけないから、俺を守っていないんだ。相手はどうやってビッグマンを守るんだろうか?ディフェンスを付けなければ、俺にロブパスが来る。ディフェンスを付ければ、スリーポイントシュートだ。どっちを取るかだね」
ラッセルがウォリアーズに長期間居られる保証はありませんが、短期間であってもコーリー・ステインを含む来季のウォリアーズは、どんな戦い方をするのか注目を集めることになるでしょう。