ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールは、2019年のプレシーズンの間にチームと契約延長を結びましたが、それは1年間の保証付きと2022-23シーズンのプレイヤーオプションといった、決して長くはないものでした。
しかし、長期の契約延長でなかったとしても、ビールの頭の中にウィザーズを去る予定はありません。
『The Undefeated』のマーク・スピアーズ記者によれば、ビールは次のように語りました。
「僕は変化が嫌いなんだ。もしコントロールできるなら、僕は(ワシントン)D.C.でキャリアを終えるね」
ビールは契約延長を結ぶ前まで、潜在的なトレード候補として評価されていました。
契約延長を結んだ後、その話題は一気に鳴りを潜めましたが、ビールがいずれ景色の変化を求めるようになるのではないか…という憶測が消え去ったわけでもありません。
しかし、少なくとも今のところは、ビールがその道を歩もうとしているとは考えられないでしょう。
ビールは今シーズンのウィザーズに不満を抱くことが何度かあったものの、1つのチームに忠誠を誓い、そのチームで引退することの方が魅力的だと感じています。
ビールは、ポートランド・トレイルブレイザーズを長年引っ張っているのデイミアン・リラードと同じように、勝者になるために他の船に飛び乗るよりも、自分たちの力で勝利を掴んだほうがやりがいがあるとスピアーズ記者に語りました。
「ボストンでも、トロントでも、マイアミでも、誰もが行ってほしいと思う場所に行くことができる。だけど、それはどんな感じだろうね?ワシントン以外に居る状況では、必ずしも僕のチームとは限らない」
今シーズンのウィザーズは22勝39敗と大きく負け越していますが、それでもイースタン・カンファレンス9位でプレイオフ進出の可能性を十分に残しています。
そして、アキレス腱断裂により離脱している主力ガードのジョン・ウォールもいずれ復帰し、夏にはウォールやビールらを補う選手を獲得するための多少のキャップスペースも確保できるかもしれません。
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