NBAのシーズン中断が発表された後、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は中断期間が「少なくとも30日」と述べましたが、シーズン再開の決定権がシルバー氏にあるわけではなかったため、それはあくまで楽観的な見通しに過ぎませんでした。
そして、日曜日にはアメリカ疾病予防管理センター(CDC)が、少なくとも8週間は50人以上のイベントを開催しないことを推奨する声明を発表し、リーグは6月中旬のシーズン再開を目標としていることを明らかにしました。
少しでもシーズンが早く再開してほしいと思っていた人々にとっては、6月中旬まで待たなければならないことはショックでしょう。
しかし一方で、怪我によって今シーズン中の復帰が無いと考えられていた選手が、シーズン再開の時に出場できるコンディションとなっている可能性もあります。
そういった点では、昨年の6月にアキレス腱を断裂したブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは、最も注目すべき選手の一人です。
しかし、デュラントの代理人であり、ビジネスパートナーでもあるリッチ・クレイマン氏は、『ESPN』の「Golic and Wingo」に出演した際、シーズン再開後のデュラントの復帰について否定的なコメントを残しました。
「正直なところ、私の立場からすればそれ(デュラントの復帰)は現実的ではないし、そのような話もしなかった。
明らかに、これまでも考えられていたことではなかったはずだ。そして、今は世界の他の国々と同様に、日常以上のことをするのは困難だ。ケビンは、この期間にリハビリを続けていく必要があると理解するだろう。昨夜に導入された新たなルールのこともあり、現時点で答えるのは難しい」
デュラントが今シーズン中に復帰しないことはチームを通じて発表されていましたが、オリンピック出場の可能性についてはまだ否定していないため、こちらもどうなるかは分かりません。
今シーズンが完全に中止されるという懸念もありますが、シルバー氏はいつであろうと今シーズンを再開させると断言しています。
そうした場合、シーズン再開がどれだけ遅くなったとしても、デュラントが2020-21シーズンまでコートに立つことは無いかもしれません。
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