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『ESPN』が実施したシーズンMVPのメディア投票、ダントツで1位票を獲得した選手は…?

NBAはシーズンが終了した後、70人のメディアメンバーの投票によってそのシーズンのMVPを決定します。

『ESPN』はこのプロセスを可能な限り忠実に再現するため、非公式に70人のメディアメンバーで投票を行ったところ、非常に興味深い結果が得られました。



シーズンMVPの投票システムは1~5位票でそれぞれポイントが分かれており、1位票では10ポイント、2位票では7ポイント、3位票では5ポイント、4位票では3ポイント、5位票では1ポイントが加算されます。

これに基づくと、『ESPN』が非公式で行ったMVP投票の結果は以下のようになりました。

順位 選手 1位票(10pt) 2位票(7pt) 3位票(5pt) 4位票(3pt) 5位票(1pt) 合計票数 合計点数
1位 ヤニス・アデトクンボ 60 10 0 0 0 70 670
2位 レブロン・ジェームズ 10 58 1 1 0 70 514
3位 ジェームズ・ハーデン 0 2 30 16 8 56 220
4位 ルカ・ドンチッチ 0 0 19 18 22 59 171
5位 カワイ・レナード 0 0 12 15 13 42 118
6位 アンソニー・デイビス 0 0 4 10 11 25 58
7位 クリス・ポール 0 0 2 5 3 10 28
8位 ニコラ・ヨキッチ 0 0 1 3 4 8 18
9位 パスカル・シアカム 0 0 1 1 4 6 12
10位 デイミアン・リラード 0 0 0 0 4 4 4
11位 ジェイソン・テイタム 0 0 0 1 0 1 3
12位 ブラッドリー・ビール 0 0 0 0 1 1 1

メディアメンバー全員から票を獲得したミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボと、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズがトップ争いを繰り広げているように見えますが、両者の差も小さなものではないでしょう。

アデトクンボは1位票だけで60票を獲得し、残りの10票も2位票に入ったことによって、合計点数では700点満点中670点という圧倒的な数字を残しています。

ジェームズも2位票では58票を獲得しましたが、やはり1位票が両者に大きな差を与えているのは明らかでしょう。

また、バックスはイースタン・カンファレンス首位、レイカーズはウェスタン・カンファレンス首位であることから、個人成績に限らずチーム成績も十分に考慮されて投票されているようです。

アデトクンボは今シーズン平均29.6得点、13.7リバウンド、5.8アシストを記録しており、選手の効率性を示すEFFでは34.8ポイントという脅威的な数字を残しています。

これは、昨シーズンのアデトクンボが記録した35.3ポイントを除くと、1988-89シーズンにマイケル・ジョーダンが記録した37.0ポイント以来最多のEFFとなっています。

一方、ジェームズは平均25.6得点、7.9リバウンドに加え、リーグトップの10.6アシストを記録し、レイカーズを2012-13シーズン以来のプレイオフに導きました。

また現時点でのチーム勝率77.8%は、コービー・ブライアントがキャリア4度目の優勝を果たした2008-09シーズン以来最高の数字となっています。



その他にも、今シーズンもMVPレースの上位に入ってきたヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデン、キャリア2年目にしてスーパースターの域に足を踏み入れるダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチ、昨年のファイナルMVPであるロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードといった選手も、半数以上の票を獲得しました。

しかし、いくら非公式とはいえ、アデトクンボとジェームズの圧倒的な票数と点数を見てしまうと、今シーズンのMVP候補はほぼ絞られてしまっていると言えるのかもしれません。

【投票】

今シーズンのMVPは誰になる?
  • ヤニス・アデトクンボ(バックス) 52%, 150
    150 52%
    150 票 - 52%
  • レブロン・ジェームズ(レイカーズ) 46%, 132
    132 46%
    132 票 - 46%
  • ルカ・ドンチッチ(マーベリックス) 1%, 2
    2 1%
    2 票 - 1%
  • カワイ・レナード(トロント・ラプターズ) 1%, 2
    2 1%
    2 票 - 1%
  • その他 1%, 2
    2 1%
    2 票 - 1%
  • ジェームス・ハーデン(ロケッツ) 0%, 1
    1
    1 票 - 0%
全体の票数: 289票
2020-03-24 4:37 - 2020-05-31 0:00
この投票は終了しました
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