ニューヨーク・ニックスのジュリアス・ランドルは、今シーズン平均19.5得点、9.7リバウンド、30回のダブルダブルなど、印象的なシーズンを送りました。
しかし、個人成績の高さが良い評価に繋がるとは、必ずしも言えないかもしれません。
『New York Post』のマーク・バーマン記者によれば、ルーキーのRJ・バレットを含む一部のニックスの選手たちは、素早くパスを回さなかったり、過度にドリブルを行うランドルのプレイスタイルに、不満を抱いていたようです。
状況に詳しい関係者の一人は『New York Post』に対し、こう述べました。
「エルフリッド・ペイトンを除いて、多くの選手がランドルに不満を抱いていた」
ランドルは昨年のオフシーズンに、ニックスの中で最も大きい3年6,300万ドルの契約を結びましたが、期待に応えようとするプレイスタイルは、思いも寄らない方向に進んでしまったのかもしれません。
『The Athletic』によれば、元ヘッドコーチのデイビッド・フィズデイルが解雇された日の午前中、選手のみで行われたミーティングの中で、ランドルは自身がコート上で優れたリーダーではなかったことを謝罪したとされています。
あるNBAの関係者は、ランドルがマーカス・モリスに感化されたのだと言いました。
「ジュリアス・ランドルはフランチャイズのリーダーとしてのサラリーを受け取ったが、モリスがフランチャイズのリーダーとして振る舞っていた。フィズデイルが早い段階からモリスをリーダーに任命したのだ。それがきっかけで、ジュリアスは彼のようにプレイしようとしたのかもしれない」
ランドルの契約はあと2年残っていますが、最終年は1,980万ドルのうち400万ドルしか保証されておらず、シャーロット・ホーネッツのテリー・ロジアーとのトレード案に含まれていたという噂もあります。
生産性においてはランドルは素晴らしい結果を残しているだけに、ニックスとランドルがこの問題にどのように対処していくかは、注目していきたいところでしょう。
[kanren postid="18351,18262"]