今年1月にヘリコプターの墜落事故で亡くなったコービー・ブライアントを称えるために作製されたユニフォーム”ブラックマンバ・ジャージ”をモチベーションとしているのは、ロサンゼルス・レイカーズだけではありません。
レイカーズはこれまで、ブラックマンバ・ジャージをプレイオフの第2戦と第7戦で着用することを計画し、NBAファイナル 第2戦までに4勝0敗を記録することでモチベーションを結果として証明してきました。
しかし、レイカーズは優勝に王手を懸けた第5戦でもブラックマンバ・ジャージを着用するというやや野心的な決定を下した後、ヒートはそれを阻止し、初めてそのユニフォームに敗北を経験させました。
それを可能とした理由は、ヒートもまた、無敗として話題に挙げられてきたブラックマンバ・ジャージを自分たちのモチベーションに変えていたためだったようです。
第5戦に111-108で勝利した後、ヒートのジェイ・クラウダーはブラックマンバ・ジャージについてコメントを残しました。
「相手が黒のユニフォームを着ると負けないことを、周囲が話題にし始める。それがモチベーションに繋がった。そのモチベーションが今夜は役に立ったよ」
Yahoo Sports
レイカーズがブラックマンバ・ジャージを着用するということは、すなわち彼らの”勝利宣言”でもありました。
それが敗れてしまった今、シリーズの流れはさらに複雑化しています。