ヒューストン・ロケッツが今年1月中旬のトレードでスターのジェームズ・ハーデンを放出したことにより、彼と一時代を築いてきた他のベテラン選手にもトレードの噂が上がっています。そのうちの一人が35歳のフォワード、PJ・タッカーです。
『ESPN』のブライアン・ウィンドホルスト記者は最近のポッドキャスト『Hoop Collective』の中で、ロケッツがタッカーをトレードする場合の見返りとして、1つのドラフト1巡目指名権もしくは3つのドラフト2巡目指名権を求めていることを報じました。ロケッツはハーデンのトレードで計4つの1巡目指名権を獲得しているため、彼らが2巡目指名権を求めているのは以前から噂されています。ロケッツは今までのトレードで2022年、2023年、2027年の2巡目指名権を手放しているため、タッカーと引き換えに安価で若い選手を指名できる資産を手に入れることは、再建を目指すチームにとって良い選択だといえるでしょう。
一方、タッカーはシーズン開幕前にロケッツと延長契約を結ばなかったため、今季の800万ドルの契約が終了すると無制限フリーエージェントとなります。特にポジションを選ばずにどんなマッチアップにも対応できる彼のディフェンス力は貴重であるため、競争力を増やしたいと考えているチームにとっては頼もしい戦力として期待できます。
今季、タッカーは19試合の出場で平均5.4得点、4.6リバウンド、1.3アシスト、フィールドゴール成功率 45.6%、3ポイントシュート成功率 40.0%を記録しています。
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