近い将来、サクラメント・キングスの首脳陣には大きな変化が訪れるかもしれません。
『The Athletic』のシャムス・シャラニア氏は、ヴィベック・ラナディブ氏をはじめとしたチームの共同オーナーたちが、キングスの現在の成績の悪さに不満をますます募らせていると伝えています。
シャラニア氏によると、GMのブラデ・ディバッツ氏、アシスタントGMのペヤ・ストヤコビッチ氏、CEOのマティナ・コロコトロニス氏、ルーク・ウォルトン・ヘッドコーチを含んだグループチャットの中で、ラナディブ氏はチームへの失望感について率直に語ったようです。
オーナーが首脳陣やチームの現状に失望感を抱いている理由の一つは、2018年のドラフトでルカ・ドンチッチを指名するチャンスがあったにも関わらず、マービン・バグリー三世を指名したことにあるでしょう。
ドンチッチはキャリア2年目にしてMVP候補へと成長したのに対し、バグリーは負傷によって今シーズンは13試合しか出場できておらず、残りの試合に出場できるかどうかも懸念されています。
ラナディブ氏は、ドラフト前にドンチッチとディナーを共にするなど、彼の獲得のために多大な努力をし、オーナーたちはドンチッチを指名することを望んでいました。
しかし、ディバッツ氏や、元アシスタントGMであるブランドン・ウィリアムズ氏は、既にチームの主力ガードとして定着していたディアロン・フォックスとの相性を懸念し、ビッグマンを加える方が得策だとして、バグリーを指名しました。
シャラニア氏によると、現時点でキングスの首脳陣が大きく変更されるという予定は無いものの、ラナディブ氏は夏にチームの状況を再評価するようです。
また、キングスは以下の声明も発表しました。
我々は、シーズンがどのように繰り広げられ、どのように改善に向けて努力しているかということについて、ファンの不満を受け止めています。我々は、ファンと街に相応しい勝利をもたらせるチームを構築する上で、ブラデのリーダーシップに引き続き自信を持っています。