2019-20シーズンが再開した後、オーランド・マジックのモー・バンバの出場時間が大幅に短縮されたことは、一つの疑問となっていました。
バンバは4試合中2試合しか出場しておらず、起用もニコラ・ブーチェビッチ、ケム・バーチに次ぐ3番手で、出場時間は2試合でわずか10分のみです。
この理由について『The Athletic』のジョシュ・ロビンス記者は、バンバが6月に新型コロナウイルスに感染し、それによってコンディションの調整にも問題が生じたためと伝えています。
ロビンス記者によれば、バンバはウイルスに感染したことによって疲労と筋肉痛が引き起こされ、嗅覚や味覚も一時的に失われました。
また、チームがウォルト・ディズニー・ワールドのキャンパスに出発する前に、マジックの練習施設で個別のトレーニングを行うこともできませんでした。
さらに厄介なことに、キャンパスへ出発した後もバンバは2度に渡って新型コロナウイルスの偽陽性反応が出たため、追加の隔離期間を設ける必要があり、3度の練習も参加できなかったようです。
そして安定した運動ができなかったことから、バンバの体重は20ポンド(約9kg)も増加し、コンディションに問題があるとして十分な出場時間を与えられていません。
それでも、バンバは必要とされれば貢献する準備ができていると語っています。
「シーズン序盤の時のように本気で貢献したいと思っていたから、悔しい思いをした。でも、メディカルスタッフが(怪我をしないよう)完璧に守ってくれているから、ガイドラインに従わなければならない。座っているのは本当に辛いけど、同時にやる気も出てくる。座っていると、色々な角度や視点、音で試合を見ることができる。集中力を維持しなければならないから、必要とされたときにはいつでも準備ができている」
シーズン中断前までバンバは60試合(平均14.5分)に出場し、平均5.5得点、5.0リバウンド、1.4ブロックを記録していました。