考察

ペリカンズはロンゾ・ボールをトレードすべき?

ニューオーリンズ・ペリカンズは昨季、ブランドン・イングラム、ザイオン・ウィリアムソン、ロンゾ・ボールを中心にプレイオフ進出が期待されていたものの、バブル(隔離環境)でのシーディングゲームズで2勝6敗と大きく負け越したことによって、最終的に2年連続でプレイオフ進出を逃すことになりました。

その後、ペリカンズはヘッドコーチのアルビン・ジェントリーを解任し、新たにスタン・ヴァン・ガンディを迎え入れました。さらに主力ガードのドリュー・ホリデーをミルウォーキー・バックスにトレードし、多くのドラフト指名権を確保しました。これによって、チームは23歳のガードであるボールがより成長しやすい環境になったかのように思えました。

ボールがステップアップする兆候は昨季から見られました。特に2019年ドラフト全体1位指名のウィリアムソンが怪我から復帰する前と後で、ボールの効率性は大きく変わっていました。

▼2019-20シーズンにおけるザイオン・ウィリアムソンの復帰前/後のロンゾ・ボールの平均スタッツ

GPTSREBASTFG%3P%
復帰前3612.15.86.339.035.5
復帰後2711.56.57.942.340.2

しかし、今季のペリカンズとボールは苦戦を強いられています。ペリカンズは5勝8敗でウェスタン・カンファレンス12位と出遅れており、ボールは全体的にスタッツを低下させました。

▼2019-20シーズンと2020-21シーズンのロンゾ・ボールの平均スタッツ

PTSREBASTFG%3P%
2019-2011.86.17.040.337.5
2020-2111.94.04.438.728.2

膝の痛みで3試合に欠場した後、ボールは1月19日(日本時間20日)のユタ・ジャズ戦で復帰を果たしました。しかし、彼は23分間の出場でフィールドゴール10本中3本成功、3ポイントシュート6本全て失敗のわずか7得点に終わりました。もちろん復帰戦であるため、本調子ではない可能性も考慮する必要があります。

とはいえ、欠場前のボールのパフォーマンスが昨季と比較して低下していることも明らかです。もしかすると、ホリデーのトレードの一環で加入したエリック・ブレッドソーと共に2人のポイントガードでコートを共有することに、ボールが適応できていない可能性もあります。

ボールよりもブレッドソーの方が、イングラムやウィリアムソンと噛み合っていることも事実です。

▼ブランドン・イングラム、ザイオン・ウィリアムソンと一緒にコートに立っていた時のレーティング差(100ポゼッションあたり)

時間(分)得点失点得失点差
ロンゾ・ボール203110.2110.4-0.1
エリック・ブレッドソー188112.9109.53.4

2019年のオフシーズンにペリカンズがアンソニー・デイビスをロサンゼルス・レイカーズにトレードした時、最大の見返りはイングラムであり、ボールではありませんでした。ボールはレイカーズでの2年間で期待外れのシーズンを過ごしていたため、若いという理由でほぼ目的のために利用された手段に過ぎませんでした。そのため、多くの資産と引き換えに彼が再びトレードされるのではないかという憶測は常にありました。

昨季、ボールはその悪評を少しでも取り除いたかのように見えました。しかし、今季は悪しきレイカーズ時代のパフォーマンスに戻りつつあります。彼の若さとプレイメイキング能力はまだ取り柄であるため、上手くいけばペリカンズは彼と引き換えに別のドラフト指名権を獲得することができるでしょう。3月のトレード期限までに動きを見せるかどうかは分かりませんが、ペリカンズのプレイオフ進出の希望が徐々に薄くなり、ボールの成績が改善されないようであれば、彼が再びトレードされる可能性は十分にあると考えるべきです。

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