ブルックリン・ネッツは今夏に、ディアンジェロ・ラッセルと再契約をするか、あるいはカイリー・アービングと新たに契約を結ぶか…そのどちらかを選択しなければならないと考えられていました。
しかし、もしかすると彼らはその両方を選択できる可能性があるかもしれません。
情報筋によれば、バークレイズ・センターのある人物は、ラッセルとアービングが実際に共存できるように感じるということを『New York Post』に伝えました。
それに加えて、ラッセルとアービングの指導経験を持つケビン・ボイル氏は、両者が共存するだけでなく繁栄するだろうと考えているようです。
ボイル氏は、ニュージャージー州のセントパトリック高校でアービングを指導した後、フロリダ州のモントヴェルデ・アカデミー高校でラッセルを指導し、2年連続の全米王者に導いています。
ボイル氏は『New York Post』に対し、ネッツがラッセルとアービングをチームにまとめられれば、友人同士のダイナミックなデュオが出来るだろうと語りました。
「私は、1,000%上手くいくと思うよ。ディアンジェロはカイリーを理解していて、彼が好きで、尊重しているからね。双方で上手くいくはずだ。カイリーはディアンジェロを、(リーグの)トップ10か15のレベルにする助けとなれる。なぜボストンで(アービングが)上手くいかなかったかは分からないが、ここならフィットする可能性がある。」
「彼らは一緒にプレイできるはずだ。どちらも得点が取れて、自分でショットの機会を生み出すことができ、優れたパサーでもあるからね。カイリーはリーグのトップ10に数えられるユニークなタレントだ。適切な仲間と一緒であれば、既に証明されているように、彼はチームを優勝に導く手助けができる。信じ難いかもしれなが、事実なんだ。」
アービングがクリーブランド・キャバリアーズでプレイしていた時、当時のキャバリアーズのゼネラルマネージャーであったデイビッド・グリフィン氏も、次のように語っています。
「彼の考え方という点では、フィットするだろうね。彼は(ネッツの)文化が好きなんだ。」
アービングとケビン・デュラントの2人がニューヨーク・ニックスと契約するという噂は広まっていますが、ネッツはアレン・クラブとスペンサー・ディンウィディーをトレードし、ラッセルと再契約をしなければ、アービングとデュラントを獲得するだけのサラリーを空けられます。
あるいはデュラントを獲得できなければ、それこそラッセルとアービングのデュオが成立するでしょう。
それからボイル氏は、ラッセルとアービングのUSG%(ボール占有率)が高いことについても、次のように言及しました。
「2人とも他の選手がボールを持っていても気にしないから、大丈夫だろうね。彼らは常にボールを支配する必要性がないんだ。人々はそのことでカイリーを批判しているけど、同じようなスキルセットや、知識を持っている選手が一緒にプレイする時は、共有しやすい傾向にある。ディアンジェロはそのうちの一人だよ。」
「可能であれば、(ラッセルよりも)デュラントを獲得する必要があることは分かっている。しかし、それらを議論するにはまだ厳しい。ただ、噂は聞こえるよ。ニューヨークに移籍するという雰囲気があるが、ひょっとするとブルックリンかもしれないね。」
今夏にネッツがどんな動きを見せるのか、議論の余地はまだまだ残されていそうです。