失意のままシーズンを終えたボストン・セルティックスの来季は、全く異なるものとなるでしょう。
カイリー・アービングが去り、ケンバ・ウォーカーがやってきました。
アル・ホーフォードが去り、エネス・カンターがやってきました。
一見すると手痛いグレードダウンのようですが、セルティックスのレジェンドであるポール・ピアース氏は、そう思っていないようです。
ピアース氏は、アービングとホーフォードが両方去った後でさえも、セルティックスが悪いオフシーズンを過ごしているとは思っていないことを主張しました。
彼はウォーカーを称賛し、その賛辞のいくつかはアービングとの比較によるものです。
「何とも言えないが、ケンバには常にバスケットボール以上のものがあるから、フィットするだろうね。どのようにチームメイトと仲良くなり、ケミストリーを築き上げるかだ。それはケンバの強みでもあるから、きっとうまくいくだろう」
ピアース氏は、アービングがセルティックスでプレイした期間について、あまり良く思っていないようでした。
「個人的な彼のことは知らないけど、人々がプレッシャーをかけても、それに対応できる人は居る。できない人も居る。ブルックリンでも、特にKD(ケビン・デュラント)が居ない中で、ほとんど同じことをしているように見えるから、何が起きるか分かるね」
ピアース氏が懸念しているのは、どちらかといえばアービングよりもホーフォードのようです。
ホーフォードは来季のプレイヤーオプションを破棄し、フィラデルフィア・76ersと新たに契約を結びました。
ピアース氏は、次のように語ります。
「ああ、それは厳しい損失だね。だけど、彼は衰えつつある選手だ。彼にそんな多くのお金を与える準備は出来ていなかったから、おそらくどちらも残せなかっただろう」
多くの人々はセルティックスが悪化したと考えていますし、ピアース氏にはコミカルな間違いがあった過去も知られています。(直近ではプレイオフの予想など…)
それでも、彼の主張を信じるかどうかは人それぞれです。
全く異なる来季を迎えるセルティックスが、果たしてどのように機能するか、楽しみにしておきましょう。