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バブル内で和解していたデマー・デローザンとラプターズ球団社長

サンアントニオ・スパーズのフォワードであるデマー・デローザンは、2009年から2018年までトロント・ラプターズに所属し、まさしくフランチャイズの顔としてファンや組織から親しまれてきました。だからこそ、2018年のオフシーズンに当時スパーズに所属していたカワイ・レナードとトレードされた時、デローザンは大きなショックを受けました。

それ以降、デローザンとラプターズのマサイ・ウジリ球団社長の関係に亀裂が生じたのは有名な話です。その亀裂は想像以上に深刻なもので、今年に入ってもウジリ球団社長はデローザンとの関係が修復できていないことを明かしていました。

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しかし、両者の関係は思わぬところで良い方向に動き出したようです。それはNBAの2019‐20シーズンが新型コロナウイルスの影響で中断された後、何とかウイルスを防ぎつつもシーズンを再開させるために、選手やスタッフなどを一ヶ所に集めたオーランドのバブル(隔離環境)でした。

ウジリ球団社長は『GQ Magazine』とのインタビューの中で、8試合のシーディングゲームズが行われている時にデローザンが会いに来たことを明かしました。

「彼が私に近づいてきたんだ。そして、とても大きなハグをしてくれた。トレード以降、我々がそのような接触をしたのは初めてのことだった。(互いの関係が)壁を越え、新しい場所にたどり着けたよ」

GQ Magazine

このトレードは当時、ラプターズのファンからも大きなひんしゅくを買っていました。レナードは様々な怪我によって前シーズンにわずか9試合しか出場しておらず、リハビリの方法を巡ってチームと対立し、チームにトレードまで要求していたためです。また、彼は翌年に迎えるフリーエージェントで、ラプターズと再契約を結ぶこともないと言及しました。

しかし、結果としてこのトレードはラプターズに大きな見返りをもたらしました。彼らは球団初の優勝を成し遂げたためです。そしてこれを機に、デローザンもラプターズで自身が担っていた役割のことを省みるようになりました。

デローザンのトレードは、良くも悪くもフランチャイズにとって非常に重大な瞬間でした。今では双方がそれを理解しています。だからこそ、それが和解の道に繋がったのかもしれません。

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