用語解説

「サイン・アンド・トレード」とは?【NBA用語解説】

例えば、チームにとって重要な選手がフリーエージェントとなってしまい、その選手が他のチームへの移籍を望んでいた時、どうすれば良いのでしょうか?

契約には選手とチームの双方の合意が絶対であるため、無理やり引き留めるなんてことはできません。

かと言って、やすやすと他のチームと契約させてしまえば、重要な選手をタダで失うことになります。

そこで、移籍させたくないチームと、移籍したい選手、そしてその選手を獲得したい別のチームの全てにメリットがある仕組みが”サイン・アンド・トレード”なのです。

サイン・アンド・トレードの仕組み

上記の画像が、冒頭で説明したような状況の一例です。

この時、Aチームは選手を引き留めたいのに対し、選手はBチームへの移籍を望んでいます。

しかし、Bチームは選手と契約できるだけのキャップスペースを持っていません。

ここで、選手を希望するBチームに送りつつ、Aチームが損をしないために、サイン・アンド・トレードを使ってみましょう。

仕組みは至って簡単で、”サイン(契約)”して”トレード”するだけです。

まずはこのように、Aチームとサインし…

選手が希望するBチームとトレードすれば完了です。

これで、選手は希望するBチームへ移籍しながら、Aチームはその分の対価を得られ、Bチームも欲しい選手を獲得できた、ということになりました。

これが、サイン・アンド・トレードの仕組みとなります。

まとめ

いかがでしたか?

サイン・アンド・トレードは文字通りの意味であり、仕組み自体は簡単なことが分かっていただけたかと思います。

そして、非常に理にかなった制度なのですが、現実は常態化されていません。

その理由については、また別の記事でご紹介させていただきます。

次回もお楽しみに!

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