フィラデルフィア・76ersのベン・シモンズは、今年開催されるFIBAワールドカップに、母国のオーストラリア代表として出場することは無いでしょう。
シモンズの代理人であるリッチ・ポール氏は先日、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー氏に対し、ワールドカップに出場する可能性が低いことを明かしていました。
しかし、それは決して代表チームでプレイすることに抵抗があるわけではありません。
シモンズは、来月にメルボルンで行われるアメリカ代表との壮行試合を含め、東京オリンピックを楽しみにしているとコメントしました。
「キャンプを主催したり、今後行われる壮行試合でブーマーズ(オーストラリア代表)と一緒にトレーニングやプレイをするために、オーストラリアに帰る予定だよ。ブーマーズの才能にとてもワクワクしている。特に2020年に近づけば、東京オリンピックという世界最大のスポーツの舞台で自分の国を代表できるから、光栄に思うね」
シモンズは、ワールドカップの欠場についても次のように言及しています。
「最終的には、9月を利用してフィラデルフィアに戻り、新たなチームメイトと知り合い、次のNBAのシーズンに備えることが最善だと判断したんだ」
オーストラリア代表はシモンズを欠くことになるものの、まだジョー・イングルズ、アンドリュー・ボーガット、パティ・ミルズ、アーロン・ベインズといった数人のNBA選手を有しています。
8月31日から中国で開催されるワールドカップは、彼らを中心に戦うこととなるでしょう。
また、76ersは先日、シモンズと5年間の契約延長を正式に結んだことを発表しました。
金銭面の条件については明らかにされていないものの、ウォジナロウスキー氏によれば、ある情報筋は1億7,000万ドルだと伝えています。
シモンズは先日、契約延長について次のように寄稿しました。
「76ersとの契約延長について、僕を祝ってくれたみんなに感謝したいね。フィリー(フィラデルフィア・76ers)は、僕にとって多くのことを意味する。既に来季にワクワクしているよ」