ロサンゼルス・レイカーズのポイントガードであるアレックス・カルーソは、這い上がってきた選手の一人です。
テキサスA&M大でプレイした後、2016年のドラフトで指名されなかったものの、Gリーグで巧みなシューティングタッチ、堅実なハンドリング、リム周囲での爆発力を証明しました。
そして、2018-19シーズンはNBAで25試合に出場する機会を与えられ、Gリーグで培ったスキルを存分に発揮したことで、この夏に彼はレイカーズと2年550万ドルの契約を獲得しています。
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カルーソがレブロン・ジェームズを支える選手の一人として、レイカーズのローテーションを確保することを期待する人は、決して少なくないでしょう。
レイカーズは現在、ゴールデンステイト・ウォリアーズで優勝経験を持つクイン・クックや、元オールスターでこちらも優勝経験を持つラジョン・ロンドが、ポイントガードとして在籍していますが、カルーソが彼らとほぼ同じサラリーを受け取ることは、注目に値することとも言えます。
カルーソは今年4月の連続した5試合の中で、1試合あたり平均17得点、8アシスト、5リバウンドという、印象的なパフォーマンスを披露しました。
彼が、来季もそのパフォーマンスを少しでも維持することが出来れば、レイカーズのローテーションを確保する日は遠くありません。
レブロン擁するチームでポイントガードを務めるということは、多くを求められ、プレッシャーがかかるようにも思えますが、カルーソはレブロンと一緒にプレイすることについて、どう思っているのでしょうか?
カルーソは『Spectrum SportsNet』のクリス・マギー氏に対し、昨季レブロンと147分間コートを共にした時の印象を語りました。
「僕にとって、彼は試合をとても簡単にしてくれる。彼は非常に注目を集めていて、当然ながら、世界一の選手だと思うよ。(僕が)試合で見た中でのベストプレイヤーであり、おそらく今のNBAのベストプレイヤーさ。彼は本当に頭が切れるし、試合をよく理解していて、IQが高い。僕と彼はプレイの手段を理解し、互いをとても読み取っているから、同じように一緒にプレイできると思うよ」
昨季、レブロンとカルーソが一緒にコートに立っていた際のネット・レーティング(100ポゼッションあたりの平均得失点差)は+8.6ポイントを記録しており、これはチームで6番目に良い数字でもありました。
また、カルーソは計50本のスリーポイントシュートを放ち、成功率は48.0%を記録しています。
来季は出場の機会が増え、これらのスタッツが減少傾向となる可能性はありますが、それでもカルーソに期待できる理由はあるでしょう。