デンバー・ナゲッツのフォワードであるマイケル・ポーターJr.は、2018年のドラフトで全体14位指名された選手でしたが、2度の背中の手術とリハビリを行なったため、1年目を棒に振ることとなりました。
しかし、2019年のプレシーズンでは、NBAのコートに彼の姿があります。
首脳陣やチームメイトは、ポーターのNBAデビューを待ち望んでおり、彼を後押ししました。
『The Athletic』のニック・コスミダー氏によれば、ナゲッツのバスケットボール事業部長であるティム・コネリー氏はポーターのデビュー前夜に、プレシーズンでもデビューの経験を身に染み込ませるように激励したようです。
「私は彼に”君は自分自身を称賛するべきだ”と言ったよ。彼のやってきたことを簡単なことではない。彼には才能があるからNBAでプレイすることを前提にしていたけど、その道のりはもう少し複雑で挑戦的だった。だから私は”この瞬間に感謝しなさい。君は正式にNBAにいる”と言ったよ」
ポーターと同期のチームメイトであるジャレッド・ヴァンダービルトは、リハビリから通じて彼を支えてきた選手の一人です。
ヴァンダービルトもまた、ポーターのデビューにアドバイスを与えました。
「僕もそうだったように、座っているのがどれだけ辛いことかは分かっているけど、彼は一年中座っていた。彼にとっては辛いことだったから、彼が再びプレイできるのを見られるのは素晴らしいよ。僕は彼に”自分にプレッシャーをかけないように。そこに居られるだけで幸せだ”って伝えたよ。それが僕だったからね。僕はそこに居られて幸せだった。僕はプレイできなかった気持ちを理解している。僕は正しいプレイをしなければいけないという不安を感じ、それを考えすぎていたから、僕は彼にただ自分のプレイをするように伝えたよ」
ポーターはデビュー戦で16分間に出場し、9得点、3リバウンドを記録しました。