マルコム・ブログドンはインディアナ・ペイサーズで最初のシーズンを迎えますが、既に彼はチームリーダーの一人としての地位を確立しているようです。
『Pacers.com』のマーク・モンティス氏によれば、ペイサーズのダン・バーク・アシスタントコーチはブログドンについて、ペイサーズの歴史上最も偉大な選手とも言えるレジー・ミラーと比較するまでに至りました。
「レジー以来、実際にこんな選手を見たことが無い。マルコムはストイックで、真面目だ。”お前の冗談なんか笑うものか”って感じだよ」
さらにブログドンを評価しているのが、ペイサーズの指揮官であるネイト・マクミラン・ヘッドコーチです。
マクミランHCは現役選手時代、ドラフトで2巡目指名(全体30位)されながらも、シアトル・スーパーソニックスで非常に尊敬されるリーダーの一人となり、”ミスター・ソニック”の愛称で知られ、キャリアのほとんどでベンチ起用だったにも関わらず、背番号『10』は永久欠番となりました。
ブログドンは、2巡目指名(全体36位)の選手であり、同様のポジションで活躍し、ペイサーズでリーダーシップを発揮するという点で、マクミランHCは彼を自身の延長線上として考えています。
マクミランHCは、ブログドンについて次のように語りました。
「彼は競い、みんなを競わせるために、良い働きをしている。彼は自分の立場や、そのために必要なことを理解しているんだ。彼は一緒にプレイしている選手や、(練習で)対戦している相手たちとコミュニケーションを取っているよ。彼にとっては自然なことだ」
ブログドンは、ミルウォーキー・バックスでバックコートの役割を担っていましたが、ペイサーズは彼に様々な役割を期待しています。
実際、ブログドンは背が高く、運動能力もあり、どこでもプレイできるほど多才で、記者会見でも彼はそう語っていました。
「IQがあり、みんなを勝利に導けることが、僕の強みだと思う」
ペイサーズのオールスターでもありビクター・オラディポが復帰すれば、ブログドンはプレイをさらに楽しめるかもしれません。
ミラーとマーク・ジャクソンが独特なケミストリーを築いていたように、ブログドンとオラディポも陰陽のごとく繋がることができれば、ペイサーズが大きな目標を掲げることにも繋がるでしょう。