先日、メンフィス・グリズリーズの球団傘下でGリーグチームのメンフィス・ハッスルに、グリズリーズと2way契約を結んでいる日本人選手の渡邊雄太がロスター登録されましたが、それと同時にもう一人の注目しておきたい選手がいます。
彼の名前はジョシュ・ジャクソン――。
ジャクソンのキャリアは、新たな17人のチームメイトよりも少し際立っています。
ジャクソンは2017年のドラフトでフェニックス・サンズに全体4位指名された選手でもあり、他のチームメイト全員のNBA出場回数の合計よりも、彼の方がNBAの試合を経験しているのです。
サンズで期待外れの2シーズンを過ごした後、22歳のジャクソンはサラリーダンプとしてグリズリーズへトレードされました。
そして今、彼はグリズリーズでプレイできるかどうかの保証も無いまま、Gリーグにロスター登録されています。
しかし、『The Memphis Commercial Appeal』のデイビッド・コブ氏によれば、ジャクソンは景色の変化が、最終的に自身の利益になると考えています。
「これはもう一つのチャンスだ。フェニックスよりも、ずっと体制が整っているように思う。チーム(サンズ)は少し若すぎた。だから、知らないことや学ぶべきことがたくさんあるんだ。ここのコーチングスタッフやトレーニングスタッフは、プロになるためにもう少し指導してくれる素晴らしい人たちがいると感じているよ」
ハッスルのスタイルは、グリズリーズの新たな指揮官のタイラー・ジェンキンス・ヘッドコーチが導入している、アップテンポなバスケットボールを模倣したものであるため、もしジャクソンがグリズリーズでプレイする機会を得た場合は、すんなりとチームに溶け込むことができるでしょう。
ただし今のところは、その機会を得られるかどうかも不明確です。
ジャクソンはこう語りました。
「今のところ、特定の水準は無い。いつ電話がかかってくるかなんてスケジュールも無い。現状では仕事に打ち込んで、改善していくだけだよ。僕が集中しているのはそれだけさ。」
グリズリーズには、ジャ・モラントと、ジャレン・ジャクソンJr.を支えられるウィングの選手が必要でしょう。
ジャクソンは来年の夏にフリーエージェントとなりますが、彼のサイズとポテンシャルは、グリズリーズが注目に値するものでもあります。
ジャクソンは、モラントやジャクソンJr.と一緒にプレイできるチャンスが訪れることを期待していると語りました。
[kanren postid="14968"]「今シーズンは、いつもあの2人の試合を見ている。彼らには明るい未来があり、僕も一緒に仕事ができることを楽しみにしているよ」