サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは、変化について話すことを躊躇わない人物の一人です。
人種差別や社会的な話題を取り上げることが多いことからも分かるように、ポポビッチHCはあらゆる細かい所にも気を配っていると言えるでしょう。
そして今、ポポビッチHCが指摘するのは、NBAが規定するドレスコードについてのようです。
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最も分かりやすい例は、ヘッドコーチやアシスタントコーチらが、コート上でスーツを着用しなければならないという規定でしょう。
しかし、ポポビッチHCはこのスーツを着用することについて不満を抱いています。
最近のメディアとのインタビューの中でポポビッチHCは、試合中にコーチが”スウェット”を着用することを認めてもらいたいと言いました。
ポポビッチHCがその話をした時、記者たちには笑いが起きましたが、どうやら彼は冗談で言っているのではないようです。
『The Washington Post』のベン・ゴリバー氏によれば、ポポビッチHCはNBAコーチの夢のドレスコードについて、次のように語りました。
「スウェットを着用できればいいのに。私はスニーカーと、見栄えの良いスウェットを大いに支持しているんだ。それならネクタイやコートを気にかける必要も無いのにね」
Spurs’ Gregg Popovich on his dream dress code for NBA coaches: “I just wish we were in sweatsuits. I’m a big proponent of gym shoes and nice looking sweat suits so you don’t have to worry about ties and coats and all that stuff.” pic.twitter.com/RlgAXIn6YA
— Ben Golliver (@BenGolliver) November 1, 2019
ある記者は、野球の監督が選手と同様にユニフォームを着用しなければならないと指摘すると、ポポビッチHCはこう返しました。
「彼らは子供の頃からそうしていたからだ。ユニフォームを着用すれば、良い気分になるんだよ」
ポポビッチHCは、NBAのドレスコードについて不満を抱いている唯一の人物ではありませんが、おそらく彼の望みが叶うことは無いでしょう。
特に元NBAコミッショナーのデイビッド・スターン氏は、選手とコーチのドレスコードについて非常に厳しい姿勢を取っていました。
ポポビッチHCはスーツの色や組み合わせを自由に変えることはできますが、残念ながらアディダスのスウェットを上下に着用してサイドラインに立つ日は、しばらくやって来ることは無さそうです。
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