ロサンゼルス・レイカーズのアンソニー・デイビスは、11月5日(日本時間6日)に行われるシカゴ・ブルズ戦のために、故郷のシカゴに帰ってきています。
しかし、ブルズ戦に先立って母校のパースペクティブ・チャーター・スクールを訪れたデイビスは、生徒からのタフな質問に気を抜くことが出来ませんでした。
『ESPN』のエリック・ウッドヤード氏によれば、デイビスは母校の生徒たちを驚かせたイベントの中で、将来的にブルズへ移籍する可能性に尋ねられました。
それに対するデイビスの答えは、次の通りです。
「正直、ホームでプレイする感覚は全然違うね。来年は僕もフリーエージェントになる。可能性としては残っているよ」
デイビスの答えは、ブルズへの移籍を否定するものではありませんでしたが、その動きを示唆するようなものでもありませんでした。
ただ少なくとも、彼は来年2月にシカゴで開催されるオールスターを楽しみにしていると言います。
「シカゴは楽しい都市だけど、最近になって色々なことが起きているせいで、人々がシカゴを疑うようになった。(オールスター)ウィークエンドでは、シカゴが素晴らしい都市である理由を人々に示すことができれば良いと思っている。願わくば、もう一度オールスターに選出されて、地元の人たちの前でプレイできるといいかな」
デイビスは、来年のフリーエージェント市場における最高の選手として予測されています。
当然ながら、レイカーズはデイビスを残留させようと試みますが、ブルズもキャップスペースを活用して彼を獲得することに名乗りを上げるもおかしくないでしょう。
レイカーズからしてみれば、彼らはデイビスを獲得するために非常に多くの資産を犠牲にしました。
そのため、たった1年間でデイビスを失うことになれば、今シーズンの結果がどうであれ、長期的に見ればレイカーズは大きな失敗を犯すことになりかねません。
レイカーズのレブロン・ジェームズは、デイビスを満足させるために尽力してきました。
そのおかげもあってか、時期尚早ではありますが、デイビスは現時点でMVP候補の一人として名が挙がっています。
そのため、デイビスは来年の夏にレイカーズと再契約すると考えられるのは、妥当かもしれません。
しかし、デイビスは故郷の人々がいる部屋の中で、来年の夏に自分がどうしたいかをハッキリ言うような酷な人間では無いことも確かです。
誰もが傷つくことなく、比較的幸せになれる唯一の答えは、彼がしたように回答を曖昧にしておくことだったのしょう。
シカゴのファンは、近いうちにデイビスがやって来ることに過度な期待を抱くことは出来ませんが、彼が見せたシカゴへの愛情は、いずれ彼がブルズの一員となることに希望を持てるものだったかもしれません。
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