ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチは、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが今後のNBAの中心的選手になると考え、彼のプレイの一部をラリー・バードや、ジェームズ・ハーデンと比較しています。
『ESPN』のニック・フライデル氏によれば、1月14日(日本時間15日)のマーベリックス対ウォリアーズ戦の試合前、カーHCはドンチッチについて次のように語りました。
「彼はフロアを見渡して、一歩先を行く素晴らしい才能を持っている。そういった点では、ラリー・バードを少し思い出させるね。だけど、彼はジェームズ・ハーデンのようなクロスオーバーや、ステップバックのスキルも備えている。彼は素晴らしい選手だし、とても若い。長い間、リーグの中心的な選手の一人になるだろう。彼はNBAにとって非常に重要な選手だ」
対してマーベリックスのリック・カーライルHCは、選手を比較するのはそれほど好まないものの、カーHCのコメントに理解を示しました。
「日々、彼は多くのことを学び、多くのスキルを磨き続けている。とてもエキサイティングな選手だ。大々的な評価も理解できるよ」
それからカーライルHCは、ドンチッチがマーベリックスに加入するまでの経緯について語りました。
「名前を聞いたことはあったけど、プレイを観たことは無かった。それは2018年のドラフトの1年前のことだったよ。我々は再建中で、次のドラフトは誰を指名すると良いかという会話があったんだ。そこで(マーベリックスのゼネラルマネージャーであるドン・ネルソン氏に)、”参加者の中では誰がベストプレイヤーだろう?”と一般的な質問をしてみた。彼は”ドンチッチ”と言ったよ。そして我々はより深い議論をし、彼は”(ドンチッチが)偉大なインターナショナルプレイヤーの一部の要素を備えている”と言ったんだ」
「そして、その年のドラフトで彼が(当時全体3位指名権を持っていたアトランタ・ホークスによって)3位で指名され、ホークスの(求める)選手が5位で指名できると仮定して、取引を進めるチャンスがあった。それが上手くいって、双方にとって良い取引ができたんだ」
キャリア2年目を迎えたドンチッチは、今シーズン平均29.1得点、9.7リバウンド、9.0アシストを記録しており、MVP候補の一人として活躍を続けています。
カーHCは、「彼の今後を心配していない」と語りました。
[kanren postid="17068,17119"]「彼は非常に高いレベルでプレイしている。私は、笑顔を見せて楽しむ彼のプレイが大好きだよ。そして、彼は素晴らしいパスが出せて、素晴らしいシュートが打てて、素晴らしいプレイができて、チームメイトをより良くしてくれる輝かしいバスケットボール選手だ」