2019年のオフシーズン、マイアミ・ヒートはジミー・バトラーをサイン&トレードで獲得するという大胆な動きを見せました。
2018-19シーズンのプレイオフを逃したヒートが、今シーズンはここまでイースタン・カンファレンスの3位につけていることを考えると、その動きは疑いようのない成功だったと言えるでしょう。
『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト氏とティム・ボンテンプス氏によれば、ヒートのエリック・スポールストラ・ヘッドコーチはバトラーの獲得についてこう語りました。
「我々が彼を熱心に追求し、多額のお金を使ったことには理由がある。我々の信じる男が、我々を別のレベルへ導いてくれるというのが考えだったんだ。そして今、彼はそれをやってくれている」
バトラーは従来のポイントガードが居ない中でもヒートのオフェンスを機能させており、チーム独自の”ヒートカルチャー”にもフィットしています。
スポールストラHCは、ヒートが2011年のドラフトでノリス・コールではなく、バトラーを指名していたらどうなっていたかということまで考え、笑いながらこう語りました。
「彼は我々とずっと一緒に居るべきだったように感じた。(ヒートのシニア・アドバイザーである)チェット・カンメラーと冗談を言い合っていたよ。僕は”なあ、振り返ってみると、ビッグ3の最初の年の後にジミー・バトラーを指名していたら、どんなに素晴らしかっただろうね?”って言ったんだ。レブロン(ジェームズ)、ドウェイン(ウェイド)、ジミー、CB(クリス・ボッシュ)、シェーン(バティエ)…といったチームなら、(王朝が)続いていたかもしれない」
バトラーはヒートへの移籍を決めた時、チームの将来について尋ねられると、「僕はバスケットボールをしに来ただけ」と答えました。
「パットや、スポ、その他の首脳陣に、(バスケットボール以外の)全てのことを任せる。何をするにしても、勝つことが僕たちの仕事だ」
今のヒートは誰もが仕事を果たし、互いに信頼できる関係を築けているようです。
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