シカゴ・ブルズの新たなエグゼクティブとなったアルトゥラス・カルニショバスや、マーク・エバーズリーは雇用されて以降、選手やスタッフらとミーティングを行ってきたと、『Chicago Sun Times』のジョー・コーリー記者が伝えています。
そしてその中で、ブルズの主要な選手の何人かはジム・ボイレン・ヘッドコーチについて尋ねられた際、彼のことを非難していたようです。
報道によると、カルニショバスとエバーズリーは新たな指揮官を雇用する方向性に傾きつつあるものの、3月11日以降中断されているNBAのシーズンがどうなるか分からない限り、彼らも動きを見せることはないとされています。
どの主要な選手がボイレンHCを非難したかは不明ですが、ボイレンHC就任後のブルズの成績が39勝84敗と良くなかったことを考えると、その事実があったことは驚くことではないでしょう。
ボイレンHCは過去にもザック・ラビーンをはじめとした選手たちと対立を繰り返し、”極端な戦術”が選手会にまで報告されることもありました。
とはいえ、ボイレンHCの契約はあと2年間残っており、カルニショバスとエバーズリーも状況の変化を急いでいるわけではないようです。
カルニショバスは『Chicago Sun Times』とのインタビューで、ボイレンHCの印象について語りました。
「ジムの最初の印象は、チームのことをとても心配していて、他のみんなと同じように来シーズンも戻ってくることを気にかけている人物だった。総合的に評価して、プロセスに相応しい結果を与えるようにするよ。(新型コロナウイルスの影響で)我々にできることは限られている。だから、ある程度の正常性が得られるまで(ボイレンHCの評価が)どのようなものか分からないし、現時点で完全にアクセスすることはできない」
ブルズは過去2シーズンのプレイオフ進出を逃しており、同様に今シーズンもロッタリーチームとして過ごす可能性は高まっています。
若い中核の選手たちが成長を見せているだけに、ボイレンHCの去就について的確な判断を下せるかどうかが腕の見せどころとなりそうです。