ブルックリン・ネッツは既に3人の負傷選手(ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ニコラス・クラクストン)と、2人のシーズン再開を辞退した選手(ウィルソン・チャンドラー、ディアンドレ・ジョーダン)によって、戦力が大きく低下しています。
ここに加えて、このオフシーズンにフリーエージェントとなるジョー・ハリスが負傷を懸念して辞退を表明していたら、彼らのオーランドでの戦いはより深刻なものとなっていたでしょう。
しかし『New York Post』のブライアン・ルイス記者によれば、リーグ随一のシューターであるハリスはチームのために戦う選択をしています。
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ハリスはメディアとのZoomをを介したビデオ通話で、シーズン再開後にプレイするかどうかについて次のように語りました。
「当然それは議論する必要があること。だけど、難しい決断でもなかった。僕は健康だ。シーズンが終わるまでプレイするつもりだよ」
28歳のハリスは今シーズン63試合(平均30.9分)に出場し、平均13.9得点、4.3リバウンド、3ポイントシュート成功率41.2%を記録しました。
新型コロナウイルスの影響で来シーズンのサラリーキャップが低下する可能性は懸念されているものの、今シーズンに767万ドル(約8億2,000万円)の契約を結んでいるハリスの昇給は確実視されています。
ハリスはプレイを続ける理由について、次のように語っています。
「現在の状況やこれまでの中断期間を考えれば、状況は明らかに異なっている。だけど、僕は”残りの8試合はレギュラーシーズンの74試合までと同じこと”という見方をしている。だからフリーエージェントのためだけに、シーズン最後の8試合を休もうとは思わない」
シーズンが中断される直前の試合でハリスが深刻な足首の捻挫を負っていたことを考えると、彼が健康であることを宣言し、最後まで戦う決断を下したことはネッツにとって非常に大きいと言えるでしょう。