バスケットボール界のレジェンドが現代のNBAでプレイしたらどれほどの成績を残すのか――というのは見慣れた光景です。
最近、そんなレジェンドの一人であるシャキール・オニールが、この議論に興味深いコメントを残しました。
オニールは現役時代に325ポンド(約147kg)以上の巨体を持ちながら、俊敏性や高いバスケットボールIQを備え、1990年代から2000年代にかけてリーグを支配しました。
ただ、オニールは長距離からシュートを打つことができないため、ペース&スペースを主流とする現代のNBAではあまり活躍できないだろうと一部の人々は考えています。
しかし『statline』によれば、オニールはこうした懐疑的な意見について次のようにコメントしました。
「この時代にプレイできていれば、平均60得点は挙げていたな」
その後、オニールは60得点は言いすぎかもしれないものの、それでも平均30得点を記録できない理由はないと付け加えました。
彼の意見は一理あるのかもしれません。
アンソニー・デイビスやジョエル・エンビードといったビッグマンも得点を量産する一方で、優れたポストディフェンダーはリーグにそれほど多く居ません。
オニールが、ヒューストン・ロケッツのPJ・タッカーやロバート・コビントンと対峙しているところを想像してみてください。
彼らが優れたディフェンダーであることは疑いようのない事実ですが、それにしてもオニールとのサイズは明らかに違いすぎます。
それに加え、オニールは見た目に反して短距離を素早く移動し、大抵のビッグマンよりも素早くディフェンスに戻ることができるのです。
現代のNBAはオニールがプレイしやすい環境とは言い難く、もちろん平均60得点も不可能ですが、支配的になるという意味では今も昔も変わらないのかもしれません。
【投票】
- 平均30~40得点 54%, 111 票111 票 54%111 票 - 54%
- 平均20~30得点 28%, 58 票58 票 28%58 票 - 28%
- 平均40得点以上 15%, 30 票30 票 15%30 票 - 15%
- 平均10~20得点 2%, 5 票5 票 2%5 票 - 2%
- 平均10得点未満 1%, 2 票2 票 1%2 票 - 1%