『New York Post』のマーク・バーマン記者によると、フィラデルフィア・76ersはこのオフシーズンに28歳のガードのオースティン・リバースを獲得することを検討していたようです。それが実現していた場合、76ersの新たな指揮官に就任したドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は息子と再会を果たしていました。彼らの再会は知った光景でもあります。親子はロサンゼルス・クリッパーズで3シーズン半に渡って時間を共にしていた過去があるためです。
しかし今回、リバースHCは息子との再会を拒んだようです。その理由として、彼は親子の再会が誰にとっても最善の利益とはならないためと語りました。
「私が就任する前、彼はフィラデルフィアが獲得する有力な候補だった。チームは彼の獲得を望んでいたよ。だから、私は就任した後に”必要ない。我々には他にやるべきことがたくさんある”と言った。オースティンにとってもその方が良い。彼は自分自身の力で成り上がる選手だ。離れて以来、彼にとってはそれが良かったと感じている」
New York Post
昨季までヒューストン・ロケッツに所属していたオースティンは来季の240万ドルのプレイヤーオプションを破棄した後、ニューヨーク・ニックスと3年1,000万ドルの契約を結びました。ニューヨークはリバースHCにとっても馴染みのある街です。リバースHCが現役だった頃、彼は1992年から1994年にかけてニックスでプレイしていました。
リバースHCは親としても、選手としても、オースティンにニューヨークでプレイする利点について助言したことを明かしています。
「彼に”ニューヨークは良い場所だ”と言い続けてきた。私もそこで素晴らしい経験をしてきたからね。良い意味で厳しい街だ。彼は”どういう意味だ?”と聞いてきたよ。私は”ボストンやフィリー(フィラデルフィア)のファンに似ている。彼らは本物のファンだ。ハードにプレイし、全力を尽くし、チームを背負ってプレイすることを望んでいる”と答えた。”ニックスのファンは今でもレッド・ホルツマンが牽引していた頃を覚えている。彼らはチームバスケや粘り強くタフなバスケを望んでいる”ってね」
New York Post
オースティンにとって最高のシーズンは、リバースHCと最後に一緒に戦った2017‐18シーズンでした。その後、彼はワシントン・ウィザーズ、ロケッツでの2シーズンで成績を落としているものの、今でも堅実なローテーションプレイヤーとしてチームに貢献し続けています。
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