デトロイト・ピストンズのガード、デリック・ローズの獲得にロサンゼルス・クリッパーズとニューヨーク・ニックスが関心を持っていることを、『The Athletic』のシャムス・シャラニア記者が報じています。
32歳のローズは、今季12試合の出場(平均23.8分)で平均14.8得点、4.6アシストを記録。出場時間と得点は、左膝前十字靭帯の怪我から復帰したばかりの2017-18シーズンを除くとキャリア最低の数字となっています。
それでも、彼はピストンズのシックスマンとしてベンチ陣の重要な得点を担っています。そういった意味では、ガード陣のスコアリングに欠けるクリッパーズのニーズを満たしているといえるでしょう。今季のクリッパーズは13勝5敗でウェスタン・カンファレンス3位を記録しており、昨季の雪辱を果たすためにもより手厚い補強をすることを望んでいます。
一方、ニックスはローズが2016-17シーズンにプレイした古巣でもあります。また、ニックスのトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)は、ローズをシカゴ・ブルズとミネソタ・ティンバーウルブズの両方で指揮した経験を持っている人物です。ニックスは7年連続でプレイオフを逃していますが、今季はここまで8勝11敗でイースタン・カンファレンス9位。ローズがシボドーHCのシステムにすぐに溶け込むことができれば、それだけニックスのプレイオフ進出にも期待が高まります。
今季のローズは760万ドルの契約を結んでおり、今年のオフシーズンに無制限フリーエージェントを迎えます。
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