クリーブランド・キャバリアーズがセンターのアンドレ・ドラモンドを今季のトレード期限(3月25日)まで試合に出場させないことを、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者とブライアン・ウィンドホルスト記者が報じています。
今年1月中旬、ジェームズ・ハーデンのトレードの一環で、キャバリアーズは若き有望なセンターであるジャレット・アレンを獲得しました。キャバリアーズのJB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)は、本来のポジションが同じであるドラモンドとアレンを一緒にプレイさせることを試みていましたが、結果的に噛み合わずチームは7連敗を喫しています。
『The Athletic』のシャムス・シャラニア記者によれば、ビッカースタッフHCとのミーティング後の、ドラモンドの態度にも問題があったようです。ドラモンドは直近の試合である2月14日(日本時間15日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦を欠場しており、その際には「Farewell(さらば)」と書かれたシャツを着用してベンチに座っていました。
トレード期限が過ぎた後もドラモンドがキャバリアーズに在籍している可能性は期待できないでしょう。彼は今季平均17.5得点、13.5リバウンドを記録しており、競争力を高めたいチームにとっては非常に魅力的な戦力となっています。
シャラニア記者は、既にキャバリアーズとトロント・ラプターズが、ドラモンドのトレードの可能性について話し合いを行っていると報じています。今季のラプターズはフロントコート陣の層の薄さに手を焼いており、ここまで12勝15敗でイースタン・カンファレンス8位と、上位争いを繰り広げてきた過去数シーズンよりも苦戦を強いられています。
ただし『TSN 1050』のジョシュ・レーベンバーグ記者によれば、現時点でキャバリアーズとラプターズの交渉は探索的なものに過ぎないようです。特にドラモンドは今季2,870万ドルの大型契約を結んでいるため、彼の市場価値は両チームが慎重に見極める必要があるでしょう。
また、ドラモンドのバイアウトの可能性については検討されていないことが報じられています。
-
初の最優秀守備選手賞を目指すアンドレ・ドラモンド「受賞できない理由は無い」