クリーブランド・キャバリアーズのセンター、アンドレ・ドラモンドは2020‐21シーズンにキャリア初の最優秀守備選手賞を受賞することを目標にしています。
ドラモンドは『cleveland.com』とのインタビューの中で、自身がチームの守護神となることで、今季のキャバリアーズの強みがディフェンスになるだろうと語りました。
「このチームのディフェンスの拠り所になれるかどうかは自分次第。自分ならできると思っている。(チームの)今季のディフェンス面はかなり良くなると思うよ。新しいチームに適応するのは少し時間がかかるけど、今のディフェンスの戦術であれば、僕が最優秀守備選手賞を受賞できない理由は無いね」
ドラモンドいわく、今季のキャバリアーズのディフェンスは彼を中心に計画されているようです。実際にキャバリアーズのJB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)も「正直に言って最も重要な選手」と語り、ドラモンドがチームにもたらしてくれるディフェンスの影響力に期待を寄せています。
「ここ数年、我々はディフェンス面で苦戦してきた。振り返ってみると分かるが、それはペイント内やリムでチームの可用性が限られていたためだ。ドレのような選手が居て、ペイント内を守ったり、リム周辺を支配することは、我々にとって最優先事項だ。我々は彼に多大な信頼を寄せている」
ドラモンドは208cmのサイズと高い運動能力を活かしたリーグ屈指のディフェンダーであり、キャリア平均1.4スティール、1.6ブロックを記録しています。ただしローポストディフェンスは彼の課題の一つであるため、最優秀守備選手賞を受賞するにはそのような弱点も改善していく必要があるでしょう。
今季が契約の最終年であるドラモンドにとって、最優秀守備選手賞という実績を手にすることは大きな意味を持ちます。特に今年2月にデトロイト・ピストンズからキャバリアーズにトレードされた時、ドラモンドの対価としてピストンズに送られた選手や資産を見ると、リーグでの彼の市場価値はかなり低くなっている可能性があります。自身の市場価値を高めるという意味でも、ドラモンドにとって2020‐21シーズンは勝負のシーズンとなります。
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アンドレ・ドラモンドとの将来を計画するキャバリアーズのJB・ビッカースタッフHC