ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーン、オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックは、NBAで最も”過大評価”されている選手なのかもしれません。
なぜなら『The Athletic』のサム・アミック氏が行なった匿名投票で、グリーンとウェストブルックが同率で最多の17%を占めていたからです。
順位 | 選手 | 割合 |
1位タイ | ドレイモンド・グリーン、ラッセル・ウェストブルック | 17.0% |
3位タイ | ジミー・バトラー、アンドリュー・ウィギンス、カール・アンソニー・タウンズ | 6.3% |
6位タイ | ジェームズ・ハーデン、ベン・シモンズ、レブロン・ジェームズ、カイル・ラウリー | 4.2% |
10位タイ | セミ・オジェレイ、カイリー・アービング、ブルック・ロペス、マイルズ・ターナー、
ルカ・ドンチッチ、ハッサン・ホワイトサイド、ジョン・コリンズ、ロンゾ・ボール、 CJ・マッカラム、ニコラ・ヨキッチ、デマーカス・カズンズ、ポール・ミルサップ、 クレイ・トンプソン、ジェイソン・テイタム |
2.1% |
ただしこの質問に答えた選手は47人で、グリーンとウェストブルックに投票したのが8人であることを考えると、ややデータのサンプルには少ないと言えるでしょう。
とはいえ、彼らが実際に過大評価されていると判断できる部分も少なからずあります。
グリーンは今季の平均得点(7.5)、スリーポイントシュート成功率(28.5)でルーキーイヤー以来となる最低の数字を記録しており、さらにはトラッシュトークを多用する選手として相手選手に嫌われていました。
ウェストブルックは3年連続シーズン平均トリプルダブルという偉業をやってのけたものの、スタッツ目的のプレイは時に批判の対象となることがあります。
それから1試合あたりのスリーポイントシュート試投数は平均5.6本にも関わらず、成功率は平均28.6%とかなり低く、この試投数の多さと成功率の低さはNBAの歴史上でも最悪クラスの一つとして評価されています。
これらは匿名投票であるため、選手の好き嫌いによって選ばれている可能性も否定できません。
例えば10位タイにあるボストン・セルティックスのセミ・オジェレイを指名したのは誰でしょうか?
結局のところサンプルの少なさから確実性にはやや欠けるものの、匿名で作成されるリストにはいくらかの興味深い結果も得られるようですね。