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ケビン・デュラントの負傷離脱でも見せたウォリアーズの地力

カンファレンス準決勝に進んで以降、ゴールデンステイト・ウォリアーズはあまりにもケビン・デュラントに頼りすぎていました。

第4戦までの、チームのリーディングスコアラーのスタッツを比較してみましょう。

ケビン・デュラント ステフィン・カリー クレイ・トンプソン
得点 36.0 21.3 15.3
FG% 46.0%(46-100) 39.5%(30-76) 38.7%(24-62)
3P% 48.0%(12-25) 26.1%(12-46) 30.8%(8-26)

ショットの精度、頻度のどちらを見ても、ウォリアーズのオフェンスがデュラントによって成り立っていたことは明らかです。

しかし第5戦の第3クォーター残り2分5秒、デュラントが右ふくらはぎを痛めて負傷交代するというアクシデントに見舞われました。

そしてこの試合で、デュラントがコートに戻って来ることもありませんでした。

ウォリアーズは、危機感が募ったことでしょう。

この時点で、トンプソンは20得点と良かったですが、カリーはフィールドゴール14本中4本成功(28.6%)、スリーポイントシュート8本中1本成功(12.5%)のわずか9得点に終わっていました。

▲カリーのショットチャート(デュラントの負傷前)

それでも誰かが点を取らなければチームは勝てず、先に王手をかけられることの厳しさは、昨年のカンファレンス決勝で経験しています。

そしてカリーは、それを理解していました。

デュラントが負傷してからの約14分間で、カリーはショットに安定感を生み出し、この間でチーム最多の16得点を叩き出したのです。

▲カリーのショットチャート(デュラントの負傷後)

カリーだけではありません。

トンプソン、それからドレイモンド・グリーンも、第4クォーターの終盤にリードを広げるスリーポイントシュートを決めています。

グリーンはこれらのショットについて、こうコメントしました。

「この試合における、非常に重要な2本の連続ショットだったね。僕たちにとってカギとなった2本のショットだよ。」

第3クォーター終了時点で72-72の同点であったことを考えると、少なくともこのシリーズで初めて、ウォリアーズはデュラントに頼ることなく勝利を掴めたと言っても過言ではないでしょう。

そしてこれは、ウォリアーズに地力があることの証明でもあります。

ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、次のように語りました。

「過去5年間で、彼らはこうした戦いを何度も経験してきた。彼らはたくさんのガッツを持っているんだ。話す必要性はない。彼らは何をしなければならないか、分かっていたからね。」

さて、問題なのは第6戦でデュラントが復帰できるかということです。

現時点ではまだ分かりませんが、見込みは薄いと考えられています。

グリーンはデュラントの怪我について、こう語りました。

「ふくらはぎの怪我より酷く見えたよ。」

デュラントが出場できないのであれば、ウォリアーズは第5戦の第4クォーターと同様のパフォーマンスを、今度は48分間続ける必要があるでしょう。

カリーは、こう語ります。

「もう一つ勝つためには、僕たちのやり方で激しく戦わなければいけない。」

第6戦でシリーズ突破を決められるか――それはカリーやトンプソンといった生え抜きのコアメンバーの奮闘次第です。

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  • 原著:Marcus Thompson,2
  • 著:マーカス トンプソン,2
  • 翻訳:東山 真

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