カンファレンス準決勝第5戦、ボストン・セルティックスがミルウォーキー・バックスに91-116で敗れたことによって、カイリー・アービングとセルティックスの今季は幕を下ろすこととなりました。
さて、問題です。:アービングとセルティックスは、2019-20シーズンも一緒に歩みますか?
アービングは第5戦に敗れた後、今夏に訪れる自身のフリーエージェントについて聞かれると、言及を避けました。
「僕はあなたに正直になるだろうね。無事にボストンに戻り、友人や家族と時間を過ごし、くつろぎ、人がすることをやろうとしているだけだよ。」
今、アービングの将来は、セルティックスにとって最大の問題だと言えるでしょう。
その理由は、チームから去るのがアービングだけとは限らないからです。
テリー・ロジアーはフリーエージェントとなり、アル・ホーフォードはプレイヤーオプションを保持しているため、もしもアービングがチームを去った時、ドミノのように次いで倒れていくかもしれません。
それを防ぐための解決法として、アンソニー・デイビスをトレードで獲得するという考えがあります。
しかし、セルティックスのゼネラルマネージャーであるダニー・エインジ氏は、このトレードに消極的でした。
そして仮にジェイソン・テイタムや、ジェイレン・ブラウンを放出して、デイビスがセルティックスのユニフォームを着るとしたら、アービングは残留したいと思うでしょうか?
それが分からないからこそ、セルティックスのフロントにとって、極めて難しい問題でもあるのです。
ではアービングが移籍するとしたら――やはり最初に話題に上がるのはケビン・デュラントの噂でしょう。
『The Ringer』のダン・デビン氏は、次のように指摘しました。
「デュラントとアービングが、全てのストレスとドラマを終えて、本当にニューヨーク(または別の場所)でチームを組むとしたら、恐ろしいことだろう。しかしそれは、リーグが使用できる一種のリセットボタンかもしれない。」
ニックスに限らず、このデュオはブルックリン・ネッツや、ロサンゼルス・クリッパーズでも実現できるシナリオです。
場所に関係なく、アービングとデュラントのデュオならば、即座に素晴らしい戦力を持ったチームに変貌させることも可能でしょう。
結局のところ、おそらくアービングは、セルティックスに残留しようと、ニックスやネッツ、クリッパーズに移籍しようと、大成功を収められるチャンスを持っています。
それから、再びアービングが、レブロン・ジェームズと組むためにロサンゼルス・レイカーズへ加入する可能性も無いとは言い切れません。
今年の1月には、チームメイトの頃の自身の未熟さを謝罪するために、レブロンと電話をしたことを明かしました。
ただ一つ…いずれにせよ、セルティックスの今後がアービングの決断によって左右されるというのは、紛れもない事実だと言えるでしょう。