ゴールデンステイト・ウォリアーズのケビン・デュラントは、ヒューストン・ロケッツとのカンファレンス準決勝第5戦での右ふくらはぎの負傷により、第6戦を欠場することとなりました。
しかしウォリアーズが第6戦で最も懸念すべきは、デュラントのふくらはぎよりも、ステフィン・カリーの指かもしれません。
『The Athletic』のサム・アミック氏は、次のように伝えています。
「カリーに近い情報筋によれば、彼が第2戦で脱臼した指は、彼が話す以上に重大な問題であり続けている。」
ロケッツとの第2戦以降、カリーのスリーポイントシュートの成功率は25.5%を記録しています。
第5戦もまた、デュラントが離脱する前、カリーのスリーポイントシュートは8本中1本の成功でした。
一方でデュラントが離脱した後、カリーが最初の6本中5本のショットを決めて計14得点を記録したのは注目に値することであり、ウォリアーズのファンにとっては、これが復活の兆候であることを祈るばかりでしょう。
デュラントの不在がカリーのスタッツを伸ばしたのは、決しておかしなことではありません。
『The Ringer』のケビン・オコナー氏は、ツイッター上で次のように伝えています。
ケビン・デュラントが負傷した後、ステフィン・カリーは9本のショット(フィールドゴール5本、フリースロー4本)を決めて16得点を記録した。KD(ケビン・デュラント)が下がっている限り、昔のステフ(ステフィン・カリー)を見ることができる。
デュラント出場時のカリー:75ポゼッションあたり、17.5本のショット成功で平均25.0得点
デュラント不出場時のカリー:75ポゼッションあたり、24本のショット成功で平均30.7得点
これらは2016-17シーズン以降の、プレイオフにおける数字だ。
Steph Curry had 16 points on 9 shots after Kevin Durant got hurt. For as long as KD is out, we'll witness old Steph:
Curry with KD: 25 points on 17.5 shots per 75 possessions
Curry without KD: 30.7 points on 24 shots per 75 possessions
These are playoff numbers since 2016-17.
— Kevin O'Connor (@KevinOConnorNBA) May 9, 2019
第6戦でデュラントが出場できないのは、ウォリアーズにとって非常に残念なことではあるでしょう。
しかし勝敗を分ける最大の着目点は、デュラントの有無よりも、カリーのパフォーマンス次第と言えそうです。