ニューヨーク・ニックスとカーメロ・アンソニーの運命と、ロサンゼルス・レイカーズとレブロン・ジェームズの運命は、似たようなものなのでしょうか?
2014年から2017年にかけてニックスの球団社長を務めたフィル・ジャクソン氏、そして彼の相方で、レイカーズのシニア・バスケットボール・アドバイザーであるカート・ランビス氏は、その可能性について示唆しています。
そして面白いことに、その話題は別の話題に影響力をもたらしているようです。
『NBC』のNBAライターであるトム・ハバストロー氏は、レブロンとフィラデルフィア・76ersのベン・シモンズを含めたトレードの話題が、リーグ全体で多く話されていることを指摘しました。
このプロセスはまだ初期の段階ではありますが、あるウェスタン・カンファレンスのエグゼクティブの一人は、シモンズのトレード対象になる選手について、レブロンの名前を挙げています。
また、76ersと張り合っているエグゼクティブの一人は、「(トレードを)探る可能性が非常に高いと思う」と言及しました。
飛躍しすぎた話で、バカバカしいと思うのは当然かもしれませんが、ここ最近のレイカーズの不安定さを見てきた私たちは、それが必ず起きないと断言することもできません。
また、冒頭で話したようにジャクソン氏や、ランビス氏の主張によって、レイカーズのフロントオフィスが、レブロンへの否定的な感情を高めていることも明らかです。
そして何よりも、レブロンとシモンズをトレードすることが、必ずしも悪いことばかりではないことを知っておくべきでしょう。
レイカーズのコアメンバーの大半は若い選手であるため、シモンズは間違いなくその環境にフィットするはずです。
ロンゾ・ボールと組めば、ディフェンス面で相当な脅威となるのではないでしょうか。
もちろん、「どのように得点すれば良いのか」なんて疑問も出てしまいますが…
あるいは、レブロン自身がそのトレードについて、考える必要性があるのかもしれません。
レブロンの周りには彼を支えられる選手が居らず、一方で76ersは既にプレイオフを争えるチームです。
たとえ家族がロサンゼルスで生活を送ることを決めたとしても、レブロンが求めるものによっては、そんな選択肢も悪くはないでしょう。