今年の夏、ボストン・セルティックスのカイリー・アービングは来季の契約をオプトアウトし、フリーエージェントになることが可能です。
もちろん、このままアービングが他球団に去れば、セルティックスにとっては大きな損失となるでしょう。
しかし、セルティックスの球団社長であるダニー・エインジ氏は、2017年にクリーブランド・キャバリアーズに在籍していたアービングと、セルティックスのエースであったアイザイア・トーマス(現デンバー・ナゲッツ)をトレードしたことを、後悔していないと語りました。
「トレードには常にリスクが伴うため、リスクを恐れてはならない。私たちはカイリーのトレードによってリスクを冒し、カイリーに何が起こったとしても、私はそれを後悔することはないよ」
アービングはトレード後、2シーズンに渡ってセルティックスでプレイをしてきましたが、昨季は怪我でプレイオフに出場できず、今季はカンファレンス準決勝でミルウォーキー・バックスに敗れました。
そして、今夏には契約をオプトアウトし、ブルックリン・ネッツかロサンゼルス・レイカーズへ移籍するという噂が、最も有力なものとして知られています。
アービングがセルティックスに戻りたくないという意思を示していたかを尋ねられたエインジ氏は、そうした兆候は見受けられないものの、他に共有できることはあまり無いと語りました。
「現在進行中の話し合いはあるが、待ち続けて何が起こるのかを確認するぐらいだね」
何が起こるのか、フリーエージェントの選手との交渉が解禁されるモラトリアム期間は、現地6月31日の午後6時から開始されます。