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過去5年間で最も過酷な試練も、ドレイモンド・グリーンは自信「楽しみはこれからだ」

NBAファイナル第3戦、ゴールデンステイト・ウォリアーズはトロント・ラプターズに109-123で敗れ、シリーズを1勝2敗と負け越す形となりました。

これはウォリアーズにとって、過去5年シーズンで最も過酷な試練です。

ケビン・デュラントが居ない状態で勝利するのもタフなことかもしれませんが、デュラントとクレイ・トンプソンが居ない状態で勝つのは、もっと別物でしょう。

ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、このシリーズが長引くことを覚悟して、怪我を押して出場することもできたトンプソンを、ベンチで休ませる決断を下しました。

試合後、カーHCは次のように語っています。

「もし、彼を出場させて怪我を悪化させていたら、私は自分自身を許せなかっただろうね。出来る限りの最も賢い決断をし、それを受け入れ、前進するんだ。クレイがこの2日間で良くなったのは、良いことだよ。あと数日は回復する時間があるから、きっと金曜日(第4戦)にはコートに立っているだろうね」



一方で、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンにとっては、コート上で誰が立っているのかは関係なく、第3戦が”第4戦のための犠牲”という考え方を否定しました。

「何かが起こる可能性があるから、次戦の健康のためにファイナルの試合を犠牲にすることはない。しかし、同時に賢くもなければいけないんだ。クレイを(第3戦で)出して、(残りの試合で)出られなくするよりも、シリーズの残りでクレイを起用できた方が良いからね。だから、誰も試合を犠牲にしたとは思っていない」

それは、グリーンの妥協を許さない素晴らしい姿勢だと言えるでしょう。

彼は、こうも付け加えました。

「みんなは、俺たちが負けるのを見たがっている。だから俺は、人々は(ウォリアーズの選手が)怪我をして喜んでいると確信しているよ」

それが事実かどうかは分かりませんが、ウォリアーズが多くの怪我に悩まされていることは事実です。

第3戦で、ステフィン・カリーはプレイオフ史上8番目に高い47得点を記録しましたが、デュラントやトンプソンを欠いた状態では不十分でした。

ウォリアーズは2015年以来、初めてファイナルで1勝2敗の状況に置かれていますが、グリーンは自信を持っています。

「俺たちは戦い続け、次の試合に勝ち、トロントに戻って第5戦に勝ち、オラクル(アリーナ)に戻って第6戦に勝ち、そして祝うだけ。楽しみはこれからだ。」

楽しい時間を過ごせるかどうかは、2人のオールスターの復帰に懸かっています。

トンプソンだけでなく、おそらくデュラントも第4戦に復帰することで、ウォリアーズの展望は大きく変わるかもしれません。

しかし、彼らが復帰しても勝てると思い込むのは愚かでしょう。

ラプターズは、どんな相手にも対抗できるチームだからです。

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  • 原著:Marcus Thompson,2
  • 著:マーカス トンプソン,2
  • 翻訳:東山 真

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