『ESPN』によれば、ヒューストン・ロケッツはプレイオフでゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れて以来、チームの周囲での混乱や、ジェームズ・ハーデンとクリス・ポールの間の緊張感が高まっているようです。
しかし、ロケッツのゼネラルマネージャーであるダリル・モーリー氏は、スター選手同士の緊張感であっても、それが”勝ちたい”という考え方からくるものであれば良いことだと語りました。
「現時点で、私たちの唯一の目標は優勝することであり、私たちにはクリスとジェームスというハイレベルな2人の競争者がいる。私はイライラしているし、トッププレイヤーたちもイライラしているし、マイク・ダントーニ(ヘッドコーチ)もイライラしている。私たちは最後の一歩を踏み出し、チャンピオンになりたいと思っているんだ。全員が勝ちたいという意味で緊張感があるのは、良いことだと思うよ。」
モーリー氏は、今年の夏に積極的になり、本命としての地位を高め、ウェスタン・カンファレンスで勝利すると述べました。
しかしモーリー氏は、動きを起こすことでさらに緊張感を高めてしまう可能性もあることを認めています。
「私たちはウェストの本命になるべきだと感じており、それを人々に示すために動くつもりだ。多少の緊張感も生まれることだろう。だが結局のところ、少なくともスターティングの5人は戻ってくる。それでもやはり、ほとんどのチームはそれをまとめるために混乱し、中程度のレベルで過ごし、タックス(贅沢税)を支払うことになる。私たちも昨季や今季のように最も高価なロスターを持つチームの一つとなり、そのようなチームのなっているかもしれない」
また、モーリー氏は、夏に積極的に動けるようにしてくれたオーナーのティルマン・ファティータ氏を称賛しました。
「ティルマン氏は勝ちたいと思っている。必要なものは何でも使うんだ。彼は私に、複数年もタックスを支払うことになってもいいと許可をくれた。勝つために必要なものは、何でも使うつもりだよ」
それぞれが抱いている不満の中身は異なるかもしれませんが、根底にあるのが”勝ちたい”という考えであるのは誰もが同じことでしょう。
ハーデンやポールに限らず、モーリー氏もまた、この夏にチームが良い方向へ進むように努めなければなりません。