ヴァンダービルト大のフレッシュマン(1年生)であるダリアス・ガーランドは、今年のドラフトで上位指名が期待されているポイントガードの一人です。
19歳のガーランドは、1試合あたり平均16.2得点、3.8リバウンド、2.6アシスト、フィールドゴール成功率53.7%、スリーポイントシュート成功率47.8%を記録したものの、左ひざの半月板の損傷によりわずか5試合で大学のキャリアに幕を下ろしました。
現状、今年のドラフトで最も評価されているポイントガードといえばマレー州立大のジャ・モラントですが、ガーランドは『ESPN』に対してこう語っています。
「控えめに言って、俺がドラフトで最高(のガード)だと思う」
ガーランドは、その理由についてこう言います。
「今の試合では、ピックアンドロールと得点ができるポイントガードを必要とされるようになっている。俺は、どちらも本当に上手くやれると思うよ。俺のスポットを決めるだけで、ドリブルを披露できるんだ」
ガーランドがモラントよりも早い段階で指名される可能性は高くありませんが、それでもペリカンズが持つ全体4位指名権でガーランドを指名した場合、これは全体1位で指名されるであろうザイオン・ウィリアムソンとの、興味深いペアリングが見られます。
ヴァンダービルト大に入学する前、ガーランドはデューク大から勧誘を受け、ウィリアムソンやRJ・バレット、カム・レディッシュらとチームメイトになる機会がありました。
しかし結果的に、彼は家から近いヴァンダービルト大に進学することにしています。
「(昨季)何度かデューク大の試合を観戦する機会があった。そこに行けば、最高にフィットしただろうね。だけど、俺は家で過ごすことを選び、ヴァンダービルト大に向かった。常に自分のガッツを貫き通したかったんだ。俺はみんなと違うことがしたい」
ダリアス・ガーランドの父、ウィンストン・ガーランドはNBAで7年間プレイした経験のある選手で、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、デンバー・ナゲッツ、ヒューストン・ロケッツといったチームを渡り歩きました。
父はキャリア通算511試合で、1試合あたり平均9.4得点、4.7アシストと、決して華やかな数字を残したわけではありませんが、彼の息子はNBAで素晴らしい活躍をする準備が整っています。
ダリアス・ガーランドは、『ESPN』に対しこう語りました。
「10年前はパス優先のポイントガードだったけど、今では得点力のあるガードに成長できたと思う。パスも出せる。良いタイミングで(ドラフトに)出られたと思うよ」