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ドワイト・ハワードが古巣のマジックについて「残っていれば、今の僕にはなれなかった」

12月11日(日本時間12日)――ロサンゼルス・レイカーズ対オーランド・マジック戦の試合前、かつてマジックでプレイしていたレイカーズのドワイト・ハワードは、マジックとの関係について考えていました。

『ESPN』のデイブ・マクメナミン氏によれば、ハワードは次のように語っています。

「誰もが乗り越えるには時間を必要とするけど、時間が傷を癒やしてくれるはず。もしそうでなければ、そんな馬鹿げたことは放っておく。それが僕の考え方だ。僕は心の中に色々なことを放ってきた。マジックに対して思っていたことや、それがどのようにして終わったのか、ファンからどういう扱いを受けたのか、とかね。そういった苦い思い出は、放っておく必要があったんだ。我慢する必要は無い。放っておけば、人生がもっと素晴らしくなった」



2011年12月、当時のNBAで最高のセンターの一人として評価されており、マジックに在籍していたハワードは、チームにトレードを要求していました。

そして、2012年の夏にレイカーズへトレードされた後、7年間で計5チームに在籍し、再びレイカーズへ戻っています。

ハワードは、当時のマジックのファンを失望させてしまったことについて謝罪を述べつつ、レイカーズで再びプレイできることに「恵まれている」と語りました。

「僕が去ったことにとても傷つき、がっかりした人がたくさん居たはず。それは申し訳ないと思っている。彼らがそう感じていたなら、僕は謝るよ。だけど、もしここ(マジック)に残っていれば、今の僕にはなれなかっただろう。だから、最高のドワイト・ハワードになれたことには感謝しているよ。多くの人々の心を傷付けたことは理解している。僕だって心を痛めた。でも、最終的に自由になれたんだ。素晴らしい気分だよ」

この日、レイカーズは96-87でマジックに勝利し、ハワードはわずか2得点、6リバウンド、フィールドゴール試投数も4本で試合を終えました。

それは、マジックに在籍していた際の通算平均18.4得点、13.0リバウンドとは全く異なる、スタッツにこだわらないハワードの姿です。

ハワードは自身の役割について、次のように語りました。

「これまでのキャリアで素晴らしい仕事をしてきたから、得点を挙げて証明しようとしたり、自分がドワイト・ハワードであることを証明しようとしたりはしていないんだ。チームが勝つためにに、僕に何を必要としているか分かっているからね」

レイカーズのレブロン・ジェームズは、ハワードとチームメイトになれたことを嬉しく思っています。

「夏の終わり頃に、彼を獲得できたのは幸運だった。彼が居てくれて嬉しいよ」

今のレイカーズは、マジックを離れ、様々なチームを転々としてきたハワードの恩恵も受けていると言えるでしょう。

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